「ファンファーレ ! ふたつの音」:音楽に溢れた気楽に見られるフランス映画。
「ファンファーレ ! ふたつの音 ("En Fanfare")」(’24,仏)
監督:Emmanuel Courcol
出演:Benjamin Lavernhe, Pierre Lottin, Sarah Suco, Jacques Bonnaffé, Clémence Massart-Weit
本当は別の映画を見たかったのだが,時間が合わなかったのでチョイスしたのがこの映画であった。まぁ人情ドラマと言ってもよい作品で,シナリオには相当無理があるものの,拾いものと言ってもよい作品。この映画のいいところは全編に音楽が満ちていることだろう。Benjamin Lavernhe演じるThibotはクラシック界の作曲家,指揮者である一方,Pierre Lottin演じるJimmyは炭鉱楽団でトロンボーンを吹くという設定なので,さまざまなスタイルの音楽が全編を通じて流れているので,音楽好きならそれだけでも好感度は高いはずだ。
主演のBenjamin Lavernheの指揮っぷりはなかなか堂に入ったもので,この辺りの役者としてのセンスは素晴らしいと思えた。
ただ,上述の通り,さすがにこのシナリオは都合がよ過ぎるなぁと感じるのも事実なのだが,この後味のよさゆえに文句は言うまい。この映画に山田洋次は「笑ったり、泣いたり、最後は歌を口ずさんだり。向こうではヒットしたそうだが、この映画を愛したフランスの観客たちの楽しそうな表情が目に浮かぶ。」というコメントを寄せているが,まさにそういう感じである。最後の「ボレロ」で私もついつい涙腺がゆるむのであった。悪くはないが,真っ当に評価するなら星★★★☆ぐらいが妥当だと思う。
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