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2025年9月13日 (土)

またもイタリア文化会館でのライブを聞く。今回はヴァイオリンのリサイタル。

Francesco-dorazio毎度お馴染みイタリア文化会館の無料ライブである。今回はFrancesco D'Orazioなるヴァイオリニストのリサイタル。一部でもう一人のヴァイオリン,毛利文香が加わり二重奏となるが,基本はヴァイオリン独奏。

イタリア文化会館の応募の仕組みが変わったことは前回の同地訪問の時の記事にも書いたが,以前は常にフルハウスだったのが,ここ2回は完全フルハウスになっていないのは,この仕組みに追随できない高齢者が多いのか?なんて勘繰ってしまうが,まぁそれはそれでよかろう。

プログラムはバロック期の作曲家,タルティーニにバッハが古典,それ以外が細川俊夫とベリオという現代音楽の組合せはユニークだと思う。バッハは「シャコンヌ」だしねぇ。私が興味津々だったのが細川俊夫の「ヴァイオリン独奏のためのUTA」だったのだが,これは細川が今回の主役であるFrancesco D'Orazioに献呈したものらしい。会場には細川俊夫本人も来ていたようだが,そこはかとなく雅楽のような響きさえ感じさせる部分もある曲調が,現代音楽にはまってしまった私には面白かった。

毛利文香はベリオの「2つのヴァイオリンのためのデュエット集」での登場だったが,これが短い曲の組曲みたいな感じで,これまたユニークだった。まぁプログラムの中で一番受けていたのは「シャコンヌ」なのは致し方がないところだとは思うが,こういうチャレンジングなプログラムで演奏してしまう,かつそれをただで聞けるというチャンスはそうあるものではない。イタリアの文化に対するサポートぶりがまたも嬉しく感じたのであった。開演前には1時間の演奏の予定というアナウンスがあったが,アンコール3曲含めてトータル約80分のプログラムは非常に面白かった。ただ,「シャコンヌ」は世の多数の名演と比べると...ってところではあったが。

そして言っておきたいのが,ここの聴衆にはちょっと癖の強い人が多いということだろう。私の横の人は完全熟睡モードなのは,この手の音楽に興味がなければ仕方がないとして,私の前の人はちょっとしたノイズにもとにかくヴィヴィッドに反応する神経過敏気味の方ってことで,前の人の反応ぶりが気になって仕方がなかった私である。前回は落ち着きのないガキンチョ,今回は神経過敏の大人ってことで,まぁしょうがないな,ただだから(爆)。

いずれにしても,ここのライブのシリーズはなかなか聞けないプログラムも多いので,これからも注目していくつもりだ。

Live at イタリア文化会館 on September 11, 2025

Personnel: Francesco D'Orazio(vln),毛利文香(vln)

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