週末にAmazon Primeで見た懐かしの白黒映画:今度はIngrid Bergmanが綺麗な「ガス燈」。
監督:George Cukor
出演:Charles Boyer, Ingrid Bergman, Joseph Cotten, May Whitty, Angela Lansbury, Barbara Everest
まだまだ見続ける往年の白黒映画ってことで,今回選んだのがIngrid Bergmanがオスカーで主演女優賞を獲ったこの映画。過去にTVで見たことがあるようにも思うが,見たとしてもはるか昔のことだったはずで,記憶の彼方だろう。
これは舞台劇を原作とする心理サスペンスと言ってよいと思うが,今時この映画に描かれる程度の心理戦に引っ掛かる人間はいないだろうと言うのは野暮で,まだまだ往時の人間も素直だったと思わせるような筋書きだ。舞台がロンドンに移ってからのCharles Boyer(シャルル・ボワイエ)の悪辣ぶりがえげつないが,それに心理的に操られてしまう妻役をIngrid Bergmanが演じる。徐々に心を病んでいく感じのIngrid Bergmanの演技が一番の見ものという感じがする。それでもこのIngrid Bergmanの美貌を眺めているだけでも見る価値はあるってものだ。そしてJoseph Cottenは善玉を善玉らしく演じるところは「白黒」はっきりしていてよい。
面白かったのがこうした心理サスペンスにMay Whittyのようなコミック・リリーフを設定していることだろうが,この辺りは深刻になり過ぎるストーリーを緩ませるためには必要だったと思わせるし,まだティーンエイジャーだったらしいAngela Lansburyの若い頃の姿が見られるのも面白かった。
まぁ上述の通り,このシナリオは...ってところもあるのだが,当時の人々にはこれでも十分に刺激的な映画だっただろうと思わせる。そういう時代だったのだということを感じながら見ていた私である。星★★★★☆。
それにしても,この映画の監督,George Cukorは後に「マイ・フェア・レディ」を撮ることになるが,いろいろなタイプの映画に対応する職人だよなぁというのにも感心。
尚,この映画には別キャストによる1940年版があり,DVDには両方収録されているらしい。その1940年版もストリーミングで見られるので,そのうち機会があれば見てみてもいいが,それより先に見るべきものが多数だな(笑)。さて,次は何を見るかねぇ。
本作のDVDへのリンクはこちら。
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