久しぶりのブラックホークの99選:今日はBryn Haworth。
"Sunny Side of the Street" Bryn Haworth(Island)
時折私が取り上げているのがブラックホークの99枚である。何度も書いたと思うが,この99枚のセレクションは全部ではないとしても,かなりの確率で私の音楽的な嗜好に合致したものであり,あるいは私の音楽的な嗜好に影響を与えてきた。なので,結構な枚数を保有するに至っている訳だが,このブログに取り上げていないアルバムも多々あるってことで,今日はBryn Howorthが74年にリリースしたこのアルバムである。アルバムの帯にはUKホワイト・ソウルなんて書いてあるが,その後はキリスト教に根差したロックを歌う歌手として活動しているようだ。古希をとっくに過ぎた今でも現役で活動しているようだし,アルバムも多数リリースしているから,相応のポジションはキープしてきたようだ。
私はブラックホークの99枚では渋いSSW系の音を好んでいるのだが,このアルバムの前半はホワイト・ソウルと言うよりもスワンプ系のサウンドと呼んだ方がよいかもしれないが,後半になるともう少しキャッチーな音やファンク・チューンも聞かれて,どのあたりが本音なのかよくわからない部分もあるのだが,特に"Heaven Knows"なんかはウエスト・コースト的な音と言ってもよい。さまざまな音楽性を吸収したアルバムと言えるが,この人の魅力はその歌声にあると思える。加えてギターのクレジットはJim Mullenが1曲だけあるだけなので,そのほかは本人が弾いていると考えれば,ギターの腕も確かなのもいいねぇ。
トラッド系のミュージシャンも参加しているが,トラッドとも,純粋なSSW系とも異なるサウンドで,これはなかなかに魅力的なアルバムであった。英国産ながら,米国の香り漂うと言うべきだろう。やはりブラックホークの審美眼に誤りはなかったと思わせる。星★★★★☆。
Personnel: Bryn Haworth(vo, g), Jim Mullen(g), Chris Stainton(p, org), Tony O'Malley(p), Pete Wingfield(key), Alan Spenner(b), Dave Pegg(b), Pat Donaldson(b), Bruce Rowland(ds, perc, marimba), Dave Mattacks(ds), Terry Stannard(ds), Dave Swarbrick(fiddle), Alan Munde(banjo), Mel Collins(horn), Madeline Bell(vo), Lee Vanderbilt(vo), Joanne Williams(vo), Frank Collins(vo), Dyan Birch(vo), Paddy McHugh(vo), Gianin Loringet(tap), Diga & Planet(clap)
本作へのリンクはこちら。
« 聞いていて心地よいMichel Legrandのライブ盤。 | トップページ | ポップにして大仰って感じのBostonの2ndアルバム。 »
「ロック」カテゴリの記事
- アルバムを聞いて,彼らのライブへの期待値が異常に高まるMessthetics & James Brandon Lewis。(2026.10.05)
- Bootsy CollinsとBucketheadがコラボするとなればこうなるよなと思いつつ,想像以上の騒がしさ。(2026.09.26)
- ポップなFleetwood Macもいいのだが,Bob Welch~Chrisitine McVieの時代は今でも魅力的。(2026.09.24)
- Alabama Shakes,11年ぶり(!)の新作がようやくデリバリーされた。(2026.09.07)
- Patrick Moraz在籍期のYesのライブ・アルバム現る。(2026.08.05)
「SSW/フォーク」カテゴリの記事
- 我ながらアホだと思いつつ,Joni Mitchellの”Hejira”のオリジナル盤をゲット。(2026.09.12)
- 来日直前!極めて内省的な響きのRachael Yamagataのストリングス入りEP。(2026.09.08)
- Guy Clarkの”Old No.1”:これを聞くのも超久しぶりだ。(2026.09.03)
- さすがにNeil Youngも声が出なくなった気が...。(2026.06.03)
- Dan Pennの初リーダー作,”Nobody’s Fool”は渋くていいんだが,どうしても納得いかない部分もある。(2026.05.19)
« 聞いていて心地よいMichel Legrandのライブ盤。 | トップページ | ポップにして大仰って感じのBostonの2ndアルバム。 »













































































コメント