J.J. Caleの"Shades":残り少なくなったJ.J.のアナログ盤の一枚。
一時期,私はJ.J. Caleのアルバムを全て保有するほどはまっていた時期があるものの,アナログとして最後に買ったのは"#8"で,それ以降のアルバムではCDでの購入となっているが,買ったのはライブ盤と3枚組ベスト盤,未発表音源盤,Eric Claptonとの共演盤ぐらい(と言いつつ,結構買っているな:笑)となった。今やアナログは"#8"と本作が手許に残るだけになってしまったが,それでも決して嫌いになった訳ではなく,J.J. Caleの醸し出す枯れた味わいはいまだに魅力的ではある。
しかし,このアルバムも保存状態が悪かったとは思わないのだが,なぜかジャケもライナーにも結構カビが生えてしまったことに,このアルバムのプレイバック頻度が表れているように思う。極力保存状態には気をつけていても,ちゃんとメンテ(≒プレイバック)をしないと,残念ながらカビる時はカビてしまうということだ。
それはさておきだが,このアルバムに限らず,J.J. Caleのやっている音楽には大きな変化があるはずもなく,どう聞いてもJ.J. Caleのサウンドになっている。それを踏まえれば,例えば"Naturally"等ではなく,なぜこのアルバムを残したのかも,正直理由がはっきりしなくなってしまった。まぁそれでも,J.J. Cale節みたいなものを楽しめばいいと思うのだが,このアルバムの特徴は参加メンバーの多さで,いつものJ.J. Caleとは言え,新機軸を探ったと思わせる節がない訳でもない。Leon Russell,James Burton,Carol Kaye等もそれぞれが1曲だけだが入っているし,ドラマーも多数ということで,いろいろなセッションを組み合わせたバラエティ感はあると言ってもよいだろう。だからこそ,それでも変わらないというのがJ.J. CaleのJ.J. Caleたる所以か。
ということで,突出した曲はないようにも思うが,それなりには楽しめるアルバムではある。星★★★★。それにしても,廉価盤とは言え,J.J. Caleのアルバム群がいまだに国内盤にカタログが残っているってことはそれなりにニーズがあるってことだな。
Personnel: J.J. Cale(vo, g, p), Tommy Tedesco(g), Reggie Young(g), Johnny Christopher(g), James Burton(g), Bill Boatman(g), Gordon Shryock(g), Christine Lakeland(org, p, synth, g, perc, vo), David Briggs(p, el-p), Bobby Emmons(org, p), Glen D. Hardin(p), Larry Bell(el-p), Billy Payne(p), Leon Russell(el-p), Carol Kaye(b), Tommy Cogbill(b), Michael Rhodes(b, g), Emory Gordy(b), Nick Rather(b), Russ Kunkel(ds), Kenneth Byttrey(ds), Hayward Bishop(ds), Jim Keltner(ds), Jimmy Karstein(ds), Hal Blane(ds), Gary Allen(ds), Karl Himmel(ds), Dennis Solee(sax)
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