懐かしの"Sugar Loaf Express"。
"Sugar Loaf Express" Lee Retenour(JVC)
本作がリリースされたのは1977年のことなので,もはや半世紀近い時間が経過しているとは何とも恐ろしい(笑)。私がジャズやクロスオーヴァー・フュージョンを聞き始めた頃のことであり,本作に先立つ”Gentle Thoughts"は実に印象深いアルバムであり,Dave Grusinは不在ながらほぼ同じ編成での第2作はEric Galeをゲストに迎えたことで話題になったことも懐かしい。但し,私はアナログでは本作は入手しておらず,CD化された折に購入したもので,"Gentle Thoughts"とは異なり,リアルタイムで聞いた訳ではない。私はそもそもDave Grusinへの評価が高かったせいもあり,Dave Grusinがいないからいいやぐらいで考えていたのである。だが,ここでやったレパートリーは後にLee Ritenour自身の"Captain’s Journey"やEarl Klugh,Dave Grusinのアルバムでも再演されることになり,そのオリジナルとして聞く価値はありだということで,CD化の際に購入したのであった。
本作はGentle Thoughtsとしての第2作と言われていたはずだが,改めてこのジャケットを見てみると,Gentle Thoughtsという文字はどこにもなく,"Sugar Loaf Express Featuring Lee Ritenour"としか書いていない。まぁ契約関係等の大人の事情もあるかもしれないし,Ernie Wattsがいないからなのかもしれないが,まぁそれはさておきである。
このアルバムはやはりLee RitenourとEric Galeのツイン・ギターが注目ポイントだろうが,こうして聞いてみると,この二人の個性の違いが際立つ。Lee Ritenourのギターがソリッドで都会的だとすれば,Eric Galeのギターはよりアーシーだというところか。ここで演奏されているような曲調にはEric Galeは不釣り合いな気もしてしまう部分もあって,やはりEric GaleはStuff的な音の方にフィット感が強いと思う。まぁ,それでもやっている曲はなかなか魅力的であり,後にTevin CampbellがQuincy Jonesの"Back on the Block"でカヴァーするBrothers Johnson(ブラジョン:笑)の"Tomorrow"もやっているのが面白い。
そもそもLee Riternourのアルバムは平均点が高く,失望させられることは稀であるが,本作も十分水準には達していると言ってよいと思う。星★★★★。この辺りの勢いで来日して,渡辺貞夫との共演盤"Autumn Blow"を吹き込んで,その後はFriedshipへと変わっていくのであった。それにしても懐かしいねぇ。
Recorded on August 31 and September 1, 1977
Personnel: Lee Ritenour(g), Eric Gale(g), Patrice Rushen(key), Anthony Jackson(b), Harvey Mason(ds), Steve Forman(perc)
本作へのリンクはこちら。
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