ストリーミングで70年代ロックを聞いていると,プレイバック頻度の高いLynyrd Skynyrd。
"Second Helping" Lynyrd Skynyrd(MCA)
主題の通りである。私はストリーミングで70年代ロックのランダム・プレイを聞くことが多いのだが,大体曲は決まっているって感じで,Lynyrd Skynyrdに関しては本作所収の"Sweet Home Alabama"一択である。Lynyrd Skynyrdと言えば私が保有しているのはライブ・アルバム,"One More from the Road"だけで,それも頻繁に聞いている訳ではない。私のアメリカン・ロック指向の強さからすれば,もう少しLynyrd Skynyrdのアルバムを聞いていてもよさそうなものだが,そこまでのカバレッジではなかったってことで,縁遠かったと言ってもよい。同じサザン・ロックなら,圧倒的にAllman Brothers Bandの方を聞いているが,Allman Brothersとって熱烈なファンとは言えない。アメリカン・ロックの中ではサザン・ロックに対する嗜好はそれほど強くなかったと言ってもよいのだ。
今回,Lynyrd Skynyrdの2ndアルバムである本作をストリーミングで通しで聞いたのだが,これが人生初だったと思う。デビュー・アルバムから3作目まではAl Kooperがプロデュースしていたことは知っていたが,おそらくLynyrd Skynyrdの音がAl Kooperの嗅覚を刺激したのだろうと思う。いかにもアメリカ的な音のロックである。よくよく歌詞を見ると,まぁそれはアホ臭いと言ってもよいぐらいのもので,深みもへったくれもないってところで,結局彼らの音楽はノリが全てだよなぁなんて思ってしまう。
まぁそうは言ってもアメリカン・ロックらしいダイナミズムを聞いていれば,身体が揺れるのは事実だし,歌も演奏も全く破綻はないのだから,売れて然るべきであったと思う。もはや本作も半世紀以上前のアルバムとなって,懐メロの域ではあるが,私としてはやはり自分がティーンエイジャーだった頃の音楽には素直に反応してしまうのである。アルバムの最後にはJ.J. Caleの"Call Me the Breeze"をやっているが,曲はいかにもJ.J. Caleなのだが,演奏は完全にLynyrd Skynyrdで,J.J. Caleの個性とは全く異なるのが面白かった。星★★★★。
Personnel: Ronnie Van Zant(vo), Gary Rossington(g), Allen Collins(g), Ed King(g, b, vo), Leon Wilkeson(b), Bob Burns(ds), Billy Powell(p) with Al Kooper(p, vo), Mike Porter(ds), Mary Clayton(vo), Clydie King(vo), Sherlie Matthews(vo), Bobby Keys(horn), Trevor Lawrence(horn), Steve Madaio(horn)
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オールマン・ブラザースと並ぶサザン・ロックの雄「レーナード・スキナード」は今も大ファンです!1970年代中期、米国の泥臭い南部ロックサウンドの中にもPOPな雰囲気を漂わせ聴き易く、カッコいいスケールが大きな演奏で我々世代を唸らせてくれました。1977年メンバーとクルー総勢26人を載せた自家用飛行機が移動中に墜落し6名が死亡する衝撃的な事故はショックを受けましたね~!ロニー・ヴァンザントなど主力3人が失われた喪失感と悲劇失望は計り知れないものがあり、同時期に発生した飛行機死亡事故(ブラス・ロックのチェイスやジム・クロウチ)と並び、ロック界は大きな衝撃でした。バンドの活動は僅か4年半の短さでしたが、素晴らしいロックサウンドを残してくれたことに感謝しています。
投稿: ローリングウエスト | 2025年8月16日 (土) 21時37分
ローリングウエストさん,おはようございます。
>1977年メンバーとクルー総勢26人を載せた自家用飛行機が移動中に墜落し6名が死亡する衝撃的な事故はショックを受けましたね~!ロニー・ヴァンザントなど主力3人が失われた喪失感と悲劇失望は計り知れないものがあり、同時期に発生した飛行機死亡事故(ブラス・ロックのチェイスやジム・クロウチ)と並び、ロック界は大きな衝撃でした。
"Street Survivors"リリース直後のことだったので,ジャケットが差し替えになってのも,その衝撃の大きさを表していたと思います。国が広いだけに,移動を航空機に依存するアメリカですが,特に小型航空機の事故は多くて,ミュージシャンやセレブリティも犠牲になってしまうことが多いですね。残党はRossington Collins Bandとかになりましたが,結局は本家は上回れないというところだったと思います。まぁ彼らも事故での怪我の影響もあったでしょうから,やはり大きな悲劇だったと思います。
投稿: 中年音楽狂 | 2025年8月17日 (日) 08時17分