2025年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ

« 殺伐とした救急医療の現場が見ていて苦しくなる「アスファルト・シティ」。 | トップページ | Pat MartinoのJoyous Lakeによる放送音源。超カッコいい! »

2025年7月15日 (火)

Patricia Brennanって誰だ?ってことで聞いたアルバム。

Breaking-stretch "Breaking Stretch" Patricia Brennan (Pyroclastic)

DownBeat誌の最新号には恒例の国際批評家投票が掲載されているのだが,年間最優秀レコードに選出されているのがPatricia Brennanの"Breaking Stretch"というアルバムであった。よくよく見てみると,このPatricia Brennanはヴァイブ部門のトップにも推されている。この人,既に昨年もヴァイブ部門のRising Starには選ばれているから,相応の注目株だったのだろうが,昨今ヴァイブと言えばJoel Rossしか念頭になかった私である。

そんなこんなでPatrica Brennanって誰よっ?って感じで気になったのだが,よくよく見返してみればMary Halvorsonの"Amaryllis & Belladonna"で既に聞いていた。しかし,そこではそれほど強烈な印象はなかったので,早速この"Breaking Stretch"をストリーミングで聞いてみた。

一言で言えば,本作においては非常にスリリングな演奏を聞かせており,この時代「女流」がどうこう言うのは野暮であるが,実にハイブラウな響きを聞かせていて,これは確かに評価したくなるというのも頷けるし,ある意味DownBeatの批評家連中が好きそうな演奏だ。そもそもメンツも相当いいところを揃えていて,人脈も確立しているところはその実力ゆえってところだろう。

この人のレギュラー・クァルテットはホーン抜きのようなのだが,本作ではそこに3管が加わるという編成もスリルを増幅させるに十分。ラッパのAdam O’Farrillは上原ひろみのSonicwonderにも参加する人だが,この人もMary Halvorsonとも共演してしまう間口の広さもあって,ここでの演奏は上原ひろみとの演奏とはだいぶ毛色が違う。そしてテナー2本がJon IrabagonとMark Shimであるから,当然硬派の演奏となることは推して知るべしだったが,それにしてもこの響きは刺激的であった。

なかなか新しい人には目配りが出来ていないのが実態だし,参加作も記憶から飛んでいるようでは,結局好きな音楽しか聞かなくなっているのだなぁということを反省した私である。改めてDownBeatの投票結果を眺めて,これ誰?って名前に注目してみたいと思う。

Personnel: Patricia Brennan(vib), Adam O’Farrill(tp), Jon Irabagon(ts), Mark Shim(ts), Kim Cass(b), Marcus Gilmore(ds), Mauricio Herrera(perc)

媒体でもリリースされているが少々お高いので,本作のストリーミングへのリンクはこちら

« 殺伐とした救急医療の現場が見ていて苦しくなる「アスファルト・シティ」。 | トップページ | Pat MartinoのJoyous Lakeによる放送音源。超カッコいい! »

ジャズ(2025年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 殺伐とした救急医療の現場が見ていて苦しくなる「アスファルト・シティ」。 | トップページ | Pat MartinoのJoyous Lakeによる放送音源。超カッコいい! »