ストリーミングでBrad Mehldauの音楽を聞いていて,表示された「謎の音源」。
"The Spangalang Sessions 1991" Joey 'G-Clef' Cavaseno (Soul Kid Jazz)
主題の通りである。スマホの不調により,デバイスにダウンロードしてあった音源が消えてしまい,再度デバイスに書き込むついでにストリーミングでBrad Mehldauの音源を聞いていたら,参加アルバムとして表示されたのが本作であった。なんだこれ?と思ってジャケを見れば,Featuring Brad Mehldauと書いてあるではないか。
2023年にリリースされていたらしいこの音源は,1991年のセッション・アルバムのようなのだが,1991年と言えばChristopher Hollydayの"The Natural Moment"で公式レコーディング・デビューを果たした年なので,Brad Mehldauとしては最初期の音源ということになる。こんなものがあったことを知らなかった私ではあるが,それが媒体でもリリースされていると知っては,早速 コンプリートを目指す私としては発注せざるを得ない。ということで現物は米国から飛ばしている最中だが,デリバリーされる前にストリーミングで音源をチェックした。
デビューしたての青臭い時期の演奏ではあるが,この頃からPeter Bernsteinとは付き合いがあったのだということがわかって,その後の盟友関係にも納得してしまう。結局長い付き合いの朋友なのだ。
まぁこの演奏を聞いて面白いと思うかと言えば,リーダーJoey 'G-Clef' Cavasenoのアルトを含めて微妙ではあるのだが,発展途上のBrad Mehldauの演奏だと思うと実に興味深い。
まだまだ明確な個性の確立には至っておらず,どこかの大学ジャズ研でもできそうな,ごく普通のジャズ・ピアノって感じなのが微笑ましい。
本作においては,Peter Bernsteinは曲によってWilliam Ashなるプレイヤーとギターを分け合っていて,全曲でプレイしている訳ではないが,William Ashよりははるかにましなギターを聞かせていると思える。それでもフレージングはまだまだ大したことがないという感じか。まぁBrad MehldauもPeter Bernsteinもこの当時20代前半なのだから,仕方ないことではあるとしても,その後の彼らの急成長はJimmy Cobbの下でのCobb’s Mobでの修行が効いたのかもなぁと思ってしまう。
いずれにしても30年以上埋もれていたのもある意味納得できてしまう本作は,よほどの物好きにしか薦められないというところだが,コレクターの私としては存在を認識できただけでよしとしよう。まぁこれも「コレクターはつらいよ」シリーズとしてもよかったかもなぁ(笑)。
Reccorded in 1991
Personnel: Joey 'G-Clef' Cavaseno(as), Brad Mehldau(p), Peter Bernstein(g), William Ash(g), John Webber(b), Andy Watson(ds)
本作へのリンクはこちら。
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