これまたストリーミングで聞いたMichel Petruccianiの放送音源からの正式リリース版。
"Jazz Club Montmartle: CPH 1988" Michel Petrucciani Trio(Storyville)
これもストリーミングを利用していて,画面上に表示されたアルバム。元々は放送音源のようだが,従来はブートレッグとしてリリースされていたものを,Storyvilleが正式リリースするというかたちになったものと思われる。まさに公式リリースに値する快演集だ。
まずメンツがよい。ベースにGary Peacock,ドラムスにRoy Haynesというベテランを据えたピアノ・トリオには当然期待が高まる。本作はタイトル通り1988年の録音だが,この時はスペシャルなメンツによる短期でのライブ活動だったようだ。同年8月のマウント・フジ・ジャズ・フェスティバルにも同じメンツで来日したようだ。甚だ余談ではあるが,私もマウント・フジには一度だけ行ったことがあるはずなのだが,多分88年か89年だと思うが,いつ行って何を聞いたかも全然記憶にないし,データを見ても記憶が蘇ってこない。加齢による記憶力の減退もあろうが,結局バブルに浮かれていただけだったのか...って気がしないでもない(爆)。
それはさておき,ここで聞かれる演奏は実に快調であり,急速調のハード・スウィングであろうが,バラッドであろうが聞きどころが多い。Michel Petruccianiのピアノはもちろんだが,Gary Peacockのベースも結構なソロ・スペースがあって,これがまたよいのだ。Roy Haynesのドラムスは相変わらずで,多少うるさく聞こえる局面もあるものの,トリオをプッシュし続けていて,これも楽しい。
いずれにしても,非常に上質な演奏であり,こんなものを公式未発表にしておく手はないと考えるべきものだと確信する。私はMichel Petruccianiの大ファンって訳ではないが,こういうピアノを聞かされると,もっと聞いておくべきだったと思ってしまう。そんな演奏は星★★★★☆に十分値する。
Recorded Live at Club Montmartle on July 3, 1988
Personnel: Michel Petrucciani(p), Gary Peacock(b), Roy Haynes(ds)
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コメント
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私も文句なくジャズとして最高峰に位置づけたい演奏ですね。
"In a Sentimental Mood"なんかは深夜のジャズ・クラブで聴いたら最高だと思いますね。
ストリーミング時代はもっと早く来て欲しかったと、思うこの頃ですが・・・大いに私も利用しています。しかしそれだけでは納得せず、気に入ったモノはCDで購入しています。手に取って聴きたいのは直りませんね。時にLPも買いますが、ちょっと値段が高すぎる、オーディオ・ハイエンド機で意味があるかないかですので、後は気分の問題というところでしょうから商業ベースに引き込まれないようにしてますが(笑)。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2025年7月19日 (土) 08時47分
photofloyd(風呂井戸)さん,こんにちは。
>私も文句なくジャズとして最高峰に位置づけたい演奏ですね。
最高峰かどうかはさておき,いい演奏でした。
>ストリーミング時代はもっと早く来て欲しかったと、思うこの頃ですが・・・大いに私も利用しています。しかしそれだけでは納得せず、気に入ったモノはCDで購入しています。手に取って聴きたいのは直りませんね。時にLPも買いますが、ちょっと値段が高すぎる、オーディオ・ハイエンド機で意味があるかないかですので、後は気分の問題というところでしょうから商業ベースに引き込まれないようにしてますが(笑)。
私も全く同じです。ただ,LPは昔の廉価盤の値段を知る世代にとってはちょっと厳しい部分も...。それでもフィジカルにこだわるのは世代共通ではないかと思います。
投稿: 中年音楽狂 | 2025年7月19日 (土) 16時26分