James Mason@Blue Note東京参戦記。
James Masonと言えば,私にとっては「邪魔者は殺せ」等の名優を思い出すことになるのだが,今回のJames Masonは"Rhythm of Life"なるアルバムで知られるミュージシャンだそうである。この"Rhythm of Life"はレア・グルーブの世界では結構有名らしいが,私は聞いたこともなかった。今回「夜の部活」メイトからのお誘いに乗ってライブに参戦するにあたって,ストリーミングで聞いてから現地に向かった。会場は年齢層やや高めの人々でフルハウス状態なのにはびっくりした私である。
そして肝腎のライブの演奏は,アルバムにも収録されている"Hey Hey Hey"からスタートしたのだが,そもそもここでのPhilip Wooのキーボード・ソロがいけていなくて,出だしから私はずっこけてしまった。そしてドラムスが全然グルーブ感を生み出していない。レア・グルーブと言いつつ,このグルーブ感の欠如は致命的。事前にストリーミングで聞いたアルバムのグルーブ感は「なるほどね」という感じだっただけにこれは痛い。
ゲストとして加わっVanessa HaynesとTom O'GradyはIncognitoのメンバーらしいが,彼らのサポートを受けても私には彼らの演奏は全然面白いと思えなかったし,最後はスタンディングで乗りまくるアリーナの聴衆をサイドの座席から冷めた目線で見ていたのであった。Tom O'Gradyの名誉のために言っておけば,彼のソロはPhilip Wooよりははるかにましだったが。
しかしながら,そもそもこの演奏にキーボード3人が必要だったとも思わないし,私は残念ながら行けなかったが,先日同じBlue Note東京でのJeff Lorber Fusionは4人編成でもはるかにグルーブしていたという「夜の部活」メイトの言に間違いはなかろう。急造バンドの哀しさってところもあろうが,通常Blue Note東京に出演するような一流のミュージシャンたちとは明らかに格が違った。それがリーダーたるJames Masonの限界だ。
ライブの場なんだからもっと楽しめばいいじゃんと言われればその通りかもしれないが,つまらない演奏を聞かされてまで「満足した」とは言いたくない(きっぱり)。まぁたまにはこういうこともあるわねってことにしておくが,正直な感想として書いておく。
Live at Blue Note東京 on July 23, 2ndセット
Personnel: James Mason(g), Gerald Painia(ds), Arno Ray Lucas(per), Zak Croxall(b), Philip Woo(key),
安部潤(key), 今井晴萌(ts), Chloe Kibble(vo), Vanessa Haynes(vo), Tom O'Grady(key)
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