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2025年6月 3日 (火)

Keith Jarrett生誕80周年記念!ウィーンでのライブ・アルバムを聞く。

New-vienna"New Vienna" Keith Jarrett (ECM)

Keith Jarrettが活動を休止したのが2017年のことだったが,その少し前の2016年のアルバムはこれまでミュンヘン,ブダペスト,ボルドーでの演奏がリリースされているが,本作もその2016年,ウィーン,ムジークフェラインザールにおける音源である。ウィーンでのライブは1991年の"Vienna Concert"があったが,前作は国立歌劇場,そして今回はムジークフェラインザールと,またジャズ・ピアニストとしては異例とも言うべきヴェニューでの演奏である。

これまで私はKeith Jarrettのアルバムが出れば,ごく一部の例外を除いて媒体を購入してきたが,ボルドーでのライブの記事で「まぁこの辺でKeith Jarrettのソロ・アルバムは打ち止めでもいいかなって気がしている。 」なんて書いている通り,Keith Jarrettの演奏のパターン,そしてプレイバックの頻度を考えると,ストリーミングでいいかなという感じになってきて,今回はストリーミングで聞いたもの。

一旦の半引退状態からの復帰後は,長大なソロから短い演奏へシフトしたKeith Jarrettであるが,前半のアブストラクトな現代音楽的な演奏から,後半のメロディアスな演奏に移行するというパターンは本作でも踏襲されている。ここではアブストラクトな演奏は前半3曲+Part VIに留まっており,それ以外はいかにもKeith Jarrettらしい美的な演奏やフォーク・タッチの演奏が展開されていて,大概のリスナーは嬉しくなってしまうだろう。大体こうなるだろうという安心感みたいなものは確実に存在するので,パターン化された中での創造性を楽しめばよい。公開されている音源からすると,2016年の演奏はややアブストラクト度控えめっていうのが特徴だったってことになるかもしれない。

本作はKeith Jarrettの生誕80周年を記念してのリリースということらしいが,もはや演奏への復活は望めない中,どのようなかたちでもライブの模様が公開されることはありがたいと言えばありがたい。おそらくは常にレコーディングはしていたはずだから,どうせならハプニングのあった2014年の大阪の演奏とか公開すれば面白かろうにと思ってしまうが,完全主義者のKeithのこと,生きているうちはリリースを絶対許さないだろうなぁなんて思ってしまう。まぁ,それでも安定のKeith Jarrettが聞けるだけでよしとするべきだろう。星★★★★。

Recorded Live at Goldener Saal, Musikverein in July, 2016

Personnel: Keith Jarrett(p)

本作へのリンクはこちら

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コメント

小生もキース・ジャレットは社会人になり立ての頃、透明感のあるピアノ「ケルン・コンサート」を毎日の様に結構聴き込みました。来日LIVEも行きましたよ!もうあれから40数年が経っていたのかと感慨深いものがあります。

ローリングウエストさん,こんばんは。

>小生もキース・ジャレットは社会人になり立ての頃、透明感のあるピアノ「ケルン・コンサート」を毎日の様に結構聴き込みました。来日LIVEも行きましたよ!もうあれから40数年が経っていたのかと感慨深いものがあります。

Keithが引退状態になって既に8年ぐらいになると思いますが,もはや過去のレガシーを楽しむしかないのは残念ですが,仕方ないでしょうね。しかし,やはりケルンは今にして思えば強烈でした。毎日お聴きになったというのも理解できます。

まぁこれからはこういう音源を聞いて過去を偲ぶというモードでも仕方ないとは言え,やっぱり寂しいですね。

ジャック・ルーシェ、キース・ジャレットはいろいろなミュージシャンとのふれあいもありますが、私のジャズ愛好の歴史的なモノですので、こうして再起不能となった今となっては、コンサート・ライブものの正式リリースは大歓迎です。
 私は当初1970年代は、プログレッシブ・ロックのど真ん中にいて、ジャズではソロものはそれほど入れ込まなかったのですが、歳と共にその良さも感じる事となり現在に至っています。
今回のアルバムも取り敢えず思ったよりは音質も良くて大歓迎した次第です。リンクよろしく御願いします。↓
http://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-fc257f.html

photofloyd(風呂井戸)さん,おはようございます。リンクありがとうございます。

>ジャック・ルーシェ、キース・ジャレットはいろいろなミュージシャンとのふれあいもありますが、私のジャズ愛好の歴史的なモノですので、こうして再起不能となった今となっては、コンサート・ライブものの正式リリースは大歓迎です。

まぁこういう拾遺的なリリースはKeithに限らず以前から存在していましたが,Keithの場合,ライブはほぼレコーディングしているはずですから,2016年に限らず,まだまだ出てきそうですね。

> 私は当初1970年代は、プログレッシブ・ロックのど真ん中にいて、ジャズではソロものはそれほど入れ込まなかったのですが、歳と共にその良さも感じる事となり現在に至っています。

まぁ私も同じようなものですが,恥ずかしながらジャズを聞き始めた当初はKeithを毛嫌いしていたところがあります。まだまだ修行が足りませんでしたが,我ながら今や隔世の感があります。

閣下、リンクをありがとうございました。m(_ _)m

>2016年の演奏はややアブストラクト度控えめっていうのが特徴

つうか、年齢的なものや、、丸くなったって、感じてしまったのですが、、
考えたら、80歳なのですよねぇ。
まだ、突き抜ける途中だったかもしれないですよねぇ。

次回は、どうするか、、
音源次第、、あるいは、私の気分次第だと思ういます。

私のリンクも置いていきますね。
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2025/06/post-20bae3.html

Suzuckさん,おはようございます。リンクありがとうございます。

>年齢的なものや、、丸くなったって、感じてしまったのですが、、
>考えたら、80歳なのですよねぇ。
>まだ、突き抜ける途中だったかもしれないですよねぇ。

公開されている2016年のライブはどれもがアブストラクト度は控えめな気がしますので,加齢によるものか,何なのかは本人のみぞ知るってところですね(笑)。

>次回は、どうするか、、
>音源次第、、あるいは、私の気分次第だと思ういます。

私はKeithに限らず,多くの場合,最近ストリーミングでいいやって感じになりつつあります。もちろん例外はありますが...。そこの分かれ目ってのは今後更にはっきりしてくるかもしれません。まぁそれでも多分気分次第ですね。

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