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2025年6月25日 (水)

Doobie Brothersのアルバムってあまり取り上げていないってことで,96年のライブ盤でも。

_20250624_0001"Rockin' Down the Highway: The Wildlife Concert" Doobie Brothers (Columbia/Legacy)

私のアメリカン・ロック好きはこのブログにも何度も書いてきた。ロックで言えばブリティッシュよりアメリカン指向が非常に強いのだが,そうした嗜好を生み出した契機となったバンドの一つがDoobie Brothersであった。しかし,振り返ってみれば,このブログでDoobie Brothersのアルバムを取り上げたの実に少ないというのが実態であった。

そんなDoobie Brothersは先日"Walk This Road"という新作をリリースしたばかりだが,Michale McDonaldがメンバーとして復帰したそのアルバムもストリーミングでは聞いているが,今日はそっちではなく,96年に出たこのスタジオ・ライブ・アルバムである。

このアルバムが出た頃は,一旦解散した状態から"Cycles"で再編して,Michael McDonald加入前のTom Johnston色の強くなった音を出している時期なので,収められた演奏もそっち系列がメインであるが,そうは言ってもMichale McDonaldも3曲でゲスト参加ということで,彼が在籍した時期の鉄板ヒット曲もやっているので,まぁライブによるベスト・アルバム的趣もある。ライブ・アルバムとしては解散前の"Farewell Tour"があったが,あちらはMichael McDonald主導期であり,Tom Johnstonがゲスト扱いだったのに対し,今回は主客逆転である。

演奏される曲は結局のところ「懐メロ」なのだが,「懐メロで何が悪い!」と言いたくなるような演奏である。好きな人間にとっては,訳のわからん新曲ばかりをやられるよりはるかに潔い。

だからと言って,これが万人に勧められるかと言えば,楽しめるとは言っても,これよりはオリジナルをちゃんと聞いた方がいいよねぇというのが正直なところである。まぁ今でも現役で頑張るDoobie Brothersであるが,本作ももはや30年近く前ってことで,まだまだ声もちゃんと出ている頃なので,往時を懐かしんで聞けばいいと思う。ミキシングのせいか,ワイルド感はやや薄い気がするが,イコライザーで音を調整すればいいって感じか。星★★★☆。それにしても一時期は正式メンバーだったCornelius Bumpusがここではバックアップ・ミュージシャン扱いなのはちょっと可哀想な気がする。まぁメンツに書かれているサポート・メンバーのDanny Hullがサックス掛け持ちなので,そちらが優先されたってことだろうが,それにしても...って感じだ。

Recorded Live at Sony Music Studio on May 5 & 6, 1996

Personnel: Tom Johnsoton(vo, g), Patrick Simmons(vo, g), Michael McDonald(vo, key), Keith Knudsen(ds, vo), Michael Hossack(ds), John McFee(g, strings, vo), Skylark(b), Dale Ockerman(key, g, vo), Danny Hull(key, sax, hca, vo), Cornelius Bumpus(key, sax, vo), Carlos Guaico(vo), Buck Johnson(vo), Guy Allison(key)

本作へのリンクはこちら

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