Ben Wendel@Blue Note東京参戦記

Blue Noteに7回行くと招待券をもらえるという特典には何度か世話になっているが,今回もその招待券をゲットして,さて何に行こうかというところで,そそられるものが少ない中チョイスしたのがこのBen Wendelのクァルテットであった。
私はこれまで,Ben Wendelのライブは3回観ている。最初に見たのがAntonio SanchezのバンドであるMigration,その次がNeebody,そして3回目がKendrick ScottのOracleにJohn Ellisのトラで入った時である。Antonio Sanchezの時もSeamus Blakeのトラみたいな感じだったから,彼自身が本来関わるバンドとしてはNeebodyに続く2回目ってことになるが,今回は堂々のリーダーとしての登場である。
Neebodyの時の客席スカスカ状態から転じて,サイド・シートの一部以外は埋まっている8~9割の入りの状態で,随分出世したなぁと感慨深かった。
今回はメンツもピアノがTaylor Eigsti, ベースがHarish Raghavan,そしてドラムスはBranford Marsalis QuartetのJustin Falknerというなかなかのメンツが揃っている。Ben WendelはTaylor EigstiやHarish Rahhavanとはいろいろなところで共演しているはずの一方,Justin Falknerは珍しいチョイスのように思えるが,まぁ期待できるメンバーではある。中でもTaylor Eigstiは自身がグラミーを受賞している人だが,リーダーとしてよりも,バンド・メンバーとしての活動が多いところが奥ゆかしいが,実力は折り紙付きだ。
今回のライブは全員が実力を発揮したライブだったと思うが,このバンドをドライブしていたのはJustin Falknerのドラムスだったと思う。冒頭の"January"から強烈なプッシュでバンドを煽る感じで,そのピークがアンコール前のソロも聞かせた"Proof"がピークって感じだった。そうしたドラムスの煽りに,エフェクターを一部で効かせたBen Wendelのテナー,好フレーズを連発するTaylor Eigsti("Grammy Winner!"と茶化されていた),そして堅実にバンドを支えるHarish Raghavanということで,非常にバランスのよいものであった。
正直言ってVanguardでのライブ・アルバムが少々地味な感じがしたこともあったが,これなら確実に今回のライブの方がよかったという感じで,聴衆も満足なら,バンド・メンバーの満足感も高かったのか,演奏終了後,4人全員がロビーに出てきてサイン会(アルバムを売っていたのはBen Wendelだけだから握手会か)をしていたのも珍しい。
今回は招待券ということで,大した期待もしないでの参戦だったが,十分に満足できる演奏であった。
尚,当日の演奏曲目は曲順や正確性は怪しいが,次のような感じであった。もう1曲やったかな...(曖昧)。上の写真はBlue Noteのサイトから拝借。
- January
- In Anima
- On the Trail
- Scosh
- Proof
- (EC) July
Live at Blue Note東京 on June 16, 2025,2ndセット
Personnel: Ben Wendel(ts),Taylor Eigsti(p), Harish Raghavan(b), Justin Falkner(ds)
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