Michel Petrucciani入りのCharles Lloydのモントルー・ライブ。いいねぇ。
"Montreux '82" Charles Lloyd(Elektra/Musician)
振り返ってみれば,1970年代のCharles Lloydは低迷期にあったと言ってよいと思う。77~8年頃に本格的にジャズを聞きだした私だが,当時のジャズ界でもほとんど話題になっていた記憶はない。そんなCharles LloydがMichel Petruccianiを迎えたクァルテットで登場したモントルーのステージは,今にして思えば,彼の復活の狼煙であった。そしていまだに現役で活動し,出すアルバムはどれもが素晴らしいというまさに不老不死モードのCharles Lloydであり,来日時には必ず見に行かねばならないと思わせてくれる人というのは凄いことだ。
そんなCharles Lloydの名前が一気に復活してきたのがこのアルバムだったと思える。このアルバムは往時のジャズ喫茶で聞いたことがあったはずだが,当時はまだ私はCharles Lloydの凄さに気づく前であった。しかし,その後は本作を聞きたいと思ってもCD化はされていないし,ストリーミングでも公開されていないと思われる中,何とか今一度聞きたいと思い続けて,アナログLPを入手したのがちょっと前のことになる。私は本作についてとっくに記事にしていたと思っていたのだが,よくよく見てみれば記事をアップした形跡がない。レコードを入手して,喜び勇んで記事化していそうなものなのだが,タイミングを失したというところか。
そんなレコードをプレイバックしてみると,これが何とも素晴らしい。Michel Petruccianiというカンフル剤を得たとでも言いたくなるような吹きっぷりであり,確実にPetrucciani効果が表れたとしか言いようがない。Palle Danielssonの参加は少々意外という気がしたが,後にDanielssonはPetruccianiとトリオを結成することから,Petruccianiの紹介だったかもしれないし,そもそもLloydとも相性が良かったのかもしれない。そうした共演者を得て,Charles Lloyd完全復活をを感じさせるアルバムだったと今更ながら思う私であった。
これがその後のCharles Lloydの活躍の端緒となったのだから,Lloydをシーンに引っ張り出したMichel Petruccianiの功績も称える必要があると思う。それだけで星★★★★★としてしまう私である。いずれにしても,こういうアルバムはいつでも聞ける状態にしておいて欲しいと願わずにいられない。
Recorded Live at Montreux Jazz Festival on July 25, 1982
Personnel: Charles Lloyd(ts, fl), Michel Petrucciani(p), Palle Danielsson(b), Son Ship Theus(ds)
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