2025年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ

« Pat Metheny@すみだトリフォニーホール参戦記。 | トップページ | Amazon Primeで「幻の女」を見た。 »

2025年5月31日 (土)

ストリーミングで公開されたGilad Helselmanのアルバムがなかなかよい。

Gilad-hekselman "Downhill from Here" Gilad Helselman(Far Star)

世界的なトレンドとして,媒体のリリースをせず,デジタル・オンリーのアルバムが増えているが,私のような基本現物主義の人間にとっては残念なことである。ネットをうろついていて,このGilad Helselmanの新作に遭遇したのだが,本作はアナログではリリースされているようだ。しかし,送料を含めると結構な散財となってしまうので,ここはストリーミングで我慢である。

一聴して,編成はコンベンショナルではあるが,サウンド的には完全にコンテンポラリーな作品と言ってよい。そして実に繊細な感覚を聞かせていて,これはなかなか出来が良い。このブログではGilad Hekselmanのリーダー作は"This Just In"を取り上げたことがあるだけだが,そのほかにもAri Hoenig盤やWill Vinson盤も記事にしたことがある。また,記事にしていないだけで,Village Vanguardでのライブ盤も聞いている。

そんなGilad Helselmanの新作はバックのメンツがLarry GrenadierとMarcus Gilmoreという魅力的なトリオである。Larry GrenadierとはVanguardでのライブでも共演しており,"This Just In"にも参加のMarcus Gilmoreとは長年の朋友のようである。この二人の的確なバッキングもあり,Gilad Helselmanのフレージングは淀みなく展開され,実に耳に心地よい。

全8曲中6曲がHelselmanのオリジナルで,残る2曲がBurt Bachrachの"Alfie"と母国イスラエルのフォーク・ソング"Like a Wildflower"というプログラムもよいが,特に面白いのが7曲目のオリジナル"Scoville"だろう。タイトルからもうかがえるが,これがもろにJohn Scofield調なのだ。ある意味,この曲が浮いているとも言えるのだが,Gilad Hekselmanとジョンスコがなかなか結びつかないところもあり,意外な感じもした。まぁそれだけジョンスコの影響力は大きいということなのだが。

いずれにしても,いかにも今日風のギターが聞けるアルバムであり,私としても面白く聞かせてもらった。星★★★★。

Recorded on December 21, 2023

Personnel: Gilad Helselman(g), Larry Grenadier(b), Marcus Gilmore(ds)

本作のストリーミングへのリンクはこちら

« Pat Metheny@すみだトリフォニーホール参戦記。 | トップページ | Amazon Primeで「幻の女」を見た。 »

新譜」カテゴリの記事

ジャズ(2025年の記事)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« Pat Metheny@すみだトリフォニーホール参戦記。 | トップページ | Amazon Primeで「幻の女」を見た。 »