久しぶりに聞いたChuck LoebのJazz Cityレーベルでのアルバム。
"My Shining Hour" Chuck Loeb(Jazz City)
このアルバムについては,Chuck Loebが亡くなった2017年に追悼記事として紹介したことがある。もう8年も前のことになるが,おそらくこのアルバムをプレイバックするのはそれ以来のことだと思う。在宅勤務の定着により,音楽を聞く時間が増えたことは間違いないところなのだが,それでもこれだけの間が空いてしまうというのは,保有枚数が増え過ぎた結果と言ってもよい。こうした事態は死ぬまで解消しないんだろうが,もう少しちゃんと手持ちのソフトを聞かねばならんとついつい思ってしまった。
それはさておき増尾好秋が主宰したJazz Cityレーベルには結構いいアルバムが多かったと思うし,注目すべきミュージシャンにレコーディングの機会を与えたことでも意義深いレーベルであった。Marc Copland(当時はMarc Cohen名義)然り,Fred Hersch然りである。本作はChuck Loebにとって初リーダー作となった訳だが,この頃から十分に実力を示したアルバムと言ってよい。小曽根真,John Patitucci,そしてDave Wecklという強力なメンツをバックに従えたのも功を奏し,初リーダー作としてはよく出来ていると今更ながら思える。
Chuck Loebのオリジナルに加え,よく知られたスタンダード,そしてDonald Fagenの"Maxine"や,Milton Nascimentoの"Tarde",更にはMichael Jacksonの"I Just Can’t Stop Loving You"を交えたプログラムは,Chuck Loebの多才さを示すのに適したプログラムであったと思える。基本的にはオリジナルにおいてはフュージョン色が濃厚なプレイぶりと言ってよいと思うが,スタンダードにおいてもこのギターはフィットしていると思わせる。今にして思えば,星★★★★には値する佳作であり,後のFourplayでの活躍を予感させるものであった。亡くなったのは61歳の時で,まだまだ活躍が期待できる年齢だっただけに,早逝が惜しまれる人と言わざるをえない。
尚,クレジットにはPat Rebillotなる人がピアノで参加とあるが,どこで弾いているのかは記載が見当たらず不明。
Recorded in December 1988
Personnel: Chuck Loeb(g), 小曽根真(p, synth),Pat Rebillot(p), John Patitucci(b), Dave Weckl(ds), Carmen Cuesta(vo)
本作へのリンクはこちら。
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