Deacon Blueの新譜が出た!
"The Great Western Road" Deacon Blue (Cooking Vinyl)
私が贔屓にするスコットランドのバンド,Deacon Blueである。過去,何度か年末のベスト作にも選んだことがあるバンドだが,日本では全然メジャーにならない気がする。スコットランドでは本作もリリース後,チャート1位になっているし,UKチャートでも3位だから,現地ではメジャーにもかかわらずだ。しかし,私にとっては所謂「推し」である。リーダーRicky Rossのポップなセンスはいつ聞いても満足感を与えてくれる。
そうは言いつつ,前作"Riding on the Time of Love"は記事にもしていない。これには少々訳があって,更にその前作となる"City of Love"が私としては今一つ評価が高まらないアルバムだったのだが,"Riding on the Time of Love"はコロナ禍を踏まえたその姉妹編みたいなところがあったからである。もちろん決して悪いアルバムを出す人たちではないが,私としてはそれほど評価できなかったのは"City of Love"同様だったので,記事化を見送ったのであった。
では約4年ぶりの新作となった本作はどうだったかと言えば,いかにもDeacon Blueらしいポップさがあって,嬉しくなってしまう。冒頭のタイトル・トラックからして,Ricky Rossは私より年長とは思えない瑞々しい声を聞かせるが,こうしたバラッド的な曲調では,やや歌いっぷりに怪しいところが出てきたように感じられるのは加齢ゆえか。しかし,紡ぎ出されるメロディ・ラインはRicky Rossの真骨頂と言えるものだろう。そしてシングル・カットされた"Late '88"を聞けば,ポップな曲調もあって,このロックとポップスのはざまを行く感じにはDeacon Blueかくあるべしと思ってしまう。
そうは言っても私がこれまで極めて高く評価してきたアルバム2010年代の3作,"The Hipsters","A New House","Believers"には及ばないという気もする。もちろん,上述の通り,Ricky Rossのポップ・センスは健在なので,これとて決して悪いとは思わないので,皆さんにもっと注目して頂くために甘いの承知で星★★★★☆としよう。
Personnel: Ricky Ross(vo, p, el-p), Lorraine McIntosh(vo, perc), James Prime(p, org, key, vo), Dougie Vipond(ds, perc, vo), Gregor Philp(g, key, vo), Lewis Gordon(b, vo) with strings and horns
本作へのリンクはこちら。
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