またもゲットしたEd Bickert参加盤。今度はトロンボーンのワンホーンのバック。
"Thinking About You" Frank Rosolino (Sackville)
Ed Bickertのリーダー作や参加作の蒐集熱が高まっている私だが,今回新たに入手したのがトロンボーン奏者,Frank Rosolinoのワンホーンのバックを務めたライブ盤。収録されたのはかつてJim HallやPaul Desmondも音源を残した名店Bourbon Street(とっくに閉店してしまっているが...)である。
トロンボーンのワンホーンというのはそんなにないが,それこそJ.J. Johnson並みの技がなければ難しい訳で,Frank Rosolinoの自信の裏付けがあってのことだろう。
Frank Rosolinoは1978年に息子二人と無理心中(?)を図り,息子を撃った後,自身は拳銃自殺を遂げたという悲劇的な最期を迎えたのだが,それに先立つこの1976年のライブにおいては全くそんなことになるとは思えないような,リラクゼーション溢れる演奏を聞かせている。そもそもこのアルバムはDisc 1の冒頭4曲がレコードとしてリリースされたものだが,そこに8曲追加して2枚組とし,収録時間もほぼ3倍という大盤振る舞いとなっているのが嬉しい。Paul DesmondもBourbon Streetでのライブ音源を集成した"The Complete 1975 Toronto Recordings"をMosaicからリリースしたが,それ同様のナイスな企画だと言いたい。
Ed Bickertは誰のバックでもそうだが,出過ぎることなく,まさに優れた伴奏者としての役割を果たしつつ,ソロもいけているというのはいつも通りという感じで,本作でも楚々とした演奏を聞かせるのが素晴らしい。Frank Rosolinoの熟練技を含め,何ともくつろげるアルバムであった。刺激には乏しくとも,こういうジャズも貴重だ。星★★★★。
Recorded Live at Bourbon Street on April 20-23, 1976
Personnel: Frank Rosolino(tb), Ed Bickert(g), Don Thompson(b), Terry Clarke(ds)
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