Wilson姉妹に父も一部加わっての"The Wilsons"。
Wilson Phillipsとしてヒットを飛ばした後,一旦Chynna Phillipsが抜けて,残ったCarneyとWendyのWilson姉妹でリリースしたアルバム。ライナーのクレジットには彼女たちはWilson Sistersと書いてあるが,タイトルがThe Wilsonsとなっているのは,父であるBrian Wilsonの関与を踏まえたものだろう。Brian Wilsonが参加しているのは全12曲中4曲だけだが,姉妹とともにエグゼクティブ・プロデューサーとなっているので,一家での対応ということでThe Wilsonsってところか。
冒頭の父も参加した"Monday without You"からしてBeach Boysかっ!って感じのサウンドが微笑ましい。彼女たちのポップ・センスはWilson Phillipsのそれと大きな変化はないと思うのだが,アルバムを聞いていて感じるのが,特にCliff Magnessがプロデュースした曲に顕著なように,曲によって彼女たちにはやや過剰なバッキングが目立つってところだろうか。私の感覚で言えばオーバー・プロデュース,オーバー・アレンジメント気味なのだ。ミキシングも彼女たちにはやや低音過剰のファットな感覚があるのも気になる。彼女たちの魅力的な声を活かす方策はほかにもあったように思えるところがこのアルバムの惜しいところ。まぁ複数のプロデューサーが絡んでいるので,仕方がない部分もあるが,そこはエグゼクティブ・プロデューサーである彼女たち本人,そして父たるBrian Wilsonがもう少しコントロールしてもよかったように思える。
まぁ,そうしたところはWilson Phillipsのイメージと異なるものを打ち出したいという意図もあったのかもしれないが,必ずしも成功していないように思う。私もそうだが,別にWilson Phillipsの路線から大きく変わることを期待していない。そうしたところが少々残念。いい曲もあるんだけどね。星★★★。まぁそれでも裏ジャケに写る3人の姿は微笑ましい限りだが。
参加ミュージシャン多数なので,詳しいPersonnelは省略。1曲だけだがSteve Rodbyの名前を見つけたりしてへぇ~となってしまった。
Personnel: Carney Wilson(vo), Wendy Wilson(vo), Brian Wilson(p, vo) and Many Others
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