私が保有するBryan Adamsの唯一のアルバム。売れたねぇ。
"Waking up the Neighbours" Bryan Adams(A&M)
懐かしいアルバムだ。私が保有するBryan Adamsはこれ一枚だけだが,後にも先にも買ったのもこれ一枚だけのはずだ。これに先立つ"Summer of '69"等もコンピレーションの一部として聞いていたこともはあったが,別にファンってほどでもなかった私だ。本作を購入したのは私の在米中のことだが,偏に"(Everything I Do) I Do It for You"がヒットしていたことにつられたことは間違いない事実だ。当時のFMでのエアプレイの頻度は半端ではなかった。それから30年以上が経過したが,今でも売らずにまだ持っているのだから,決して嫌いという訳ではない。活躍した時期がオーヴァーラップしていることもあり,私の中ではRichard MarxとBryan Adamsは同じような関係性にあると言っていいかもしれない。Richard Marxも3枚目までのアルバムを保有しているから,この手のインダストリアル・ロックは時代,そして当時の私にフィットしていたと言ってもよいかもしれない。
Bryan Adamsというミュージシャンは,ロック・フレイヴァー強めながら,メロディ・ラインのセンスがいいところが受けたのだと思う。カナダ出身でありながら,アメリカより英国での受けの方がいいというのもなかなか面白い事実だ。久しぶりにこのアルバムを聞いても,確かにいい曲を書いていたと思うし,この適度にハスキーな声は受けるだろうなぁなんて思ってしまう。
それにしてもCDが普及期に入った頃にはよくあったが,とにかく収録時間が長い。本作も74分越えだから,アナログなら2枚組に相当するヴォリュームってことになるから,なかなか聞き通すのも大変だ。と言いつつ,聞き流せてしまうのがこのアルバムのいいところであり,一方でそれが限界でもあるように思う。まぁそれでもなかなか楽しめるアルバム。最後に入っている"Don’t Drop the Bomb on Me"なんてまるでDef Leopardのようで笑ってしまったが。星★★★★。
Personnel: Bryan Adams(vo, g), Keith Scott(g), Mickey Curry(ds), Dave Taylor(b), Tommy Mandel(org) with Phil Nicholas(key, prog), Robbie King(org), Bill Payne(p, org), Larry Klein(b), Ed Shearmur(key), The Tuck Back Twins(vo)
本作へのリンクはこちら。
« Jeremy Peltの新作がなかなかよい。 | トップページ | 2007年のLed Zeppelin復活ライブ。凄いねぇと思いつつ,映像はまだ見たことない(爆)。 »
「ロック」カテゴリの記事
- Beatlesは好きだが,何でもOKとはならないというのが初期のアルバムでははっきりしてしまう。それでも温故知新だが。(2025.04.16)
- "Blues Breakers with Eric Clapton":この段階でEric Clapton既に恐るべし。(2025.04.11)
- Deacon Blueの新譜が出た!(2025.04.08)
- Stingとオーケストラの共演盤を久しぶりに聞いた。(2025.03.28)
« Jeremy Peltの新作がなかなかよい。 | トップページ | 2007年のLed Zeppelin復活ライブ。凄いねぇと思いつつ,映像はまだ見たことない(爆)。 »
コメント