何だかんだと言いながらのRoxy Music。
"Viva! Roxy Music" Roxy Music(Island)
私は何だかんだと言いながらRoxy MusicやBryan Ferryのアルバムを結構保有していて,結局好きなんじゃん!と言われればその通りである(笑)。そうした中で,Roxy Musicのオリジナル・アルバムで唯一保有していなかったのがこのライブ盤であった。スタジオ・アルバムはボックス・セットで全部保有しているし,ライブ盤も"Heart Still Beating"も,2001年のライブ盤も保有しているが,このアルバムが洩れていたのは不思議と言ってもよい。なぜなら,本作はRoxy Musicのライブにおいても最も豪華なメンバーによるものと言ってよいからだ。
もちろんオリジナル・メンバーのEnoはここにはいないものの,Eddie Jobsonが加わり,全8曲中5曲ではJohn Wettonがベースを弾いているのだ。これは強力だ。そもそも冒頭の"Out of the Blue"におけるEddie Jobsonのヴァイオリン・ソロだけでも本作は聞くに値すると思う。John Wettonのベースもブンブン言っているしねぇ。そんなメンツでありながらも,本作は一度Roxyが解散することを受けて企画されたものらしく,多くの曲が初期のアルバムからチョイスされているのが面白い。
後のアルバムの洗練度よりも,むしろ荒々しささえ感じさせるところが,70年代中盤という時代を反映していると思うが,これはこれで十分に楽しめる。星★★★★。ストリーミングで聞いて結構気に入ってしまったので,オークションで英国オリジナル盤をゲットしてしまった私。まぁ大人買いってことだが,質の良い盤をそんなにバカ高くない価格でゲットできたのはよかった。
Recorded Live in November 1973, October 1974 and October 1975
Personnel: Bryan Ferry(vo, key), Andy McKay(sax, oboe), Phil Manzanera(g), Paul Thompson(ds), Eddie Jobson(vln, key, synth), John Wetton(b), John Gustavson(b), Sal Maida(b), The Sirens(vo)
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