2007年のLed Zeppelin復活ライブ。凄いねぇと思いつつ,映像はまだ見たことない(爆)。
"Celebration Day" Led Zeppelin(Swan Song/Atlantic)
このライブの開催から17年以上が経過し,アルバムとしてリリースされて既に干支は一回りしている。時の流れは早いものだと思わざるをえない。リリースされた当時,一度記事にしているが,改めての本作である。
正直言って私は遅れてきたLed Zeppelinの聞き手であり,子供の頃はハードロックと言えばDeep Purpleであった。だが,90年に出たボックス・セットで彼らの音楽に真っ当に触れて以来,バンドとしては圧倒的にLed Zeppelinの方が上だったなんて思っているのだから,無知とは恐ろしいものだ。今や彼らのアルバムを紙ジャケ集成したボックスだって保有するに至っているのだから,人間変われば変わるのである。
それはさておき,このライブは前年に亡くなったAtlanticレーベルの創設者だったAhmet Ertegunのトリビュート・コンサートのメイン・アクトとして行われたもので,ドラムスはJohn Bonhamの息子,Jasonに代わっているが,久々のライブであったにもかかわらず,演奏の質が全く落ちていないのが凄い。だが,演奏を全部聞き通すのには2時間近く要するので,そこそこ時間がある時でないと,聞き通すのは難しい。映像ならば猶更だ。私はBlu-rayとCDのセットを保有しているが,これまで映像をプレイバックしたこともない。しかし,改めてこの音源を聞いて,そのうち映像も見ないといかんと思ってしまった。John Bonhamの死後,Live Aid等での短いセットはあったものの,これだけの長いセットでのバンド演奏は初と言ってよかっただけに,これはまさに事件だったと言ってもよいイベントだったのだから,映像版も見るに値するはずだ。
それは別の機会に譲るとして,ライブでは初披露となったらしい"Ramble on"と”For Your Life"を除けば,誰にもライブでも馴染みのある曲が並んでいるが,上述の通り全く衰え知らずなのが素晴らしい。Robert Plantはこの時,還暦より前とは言え,まだまだ声は出ているのも立派。こういうのを聞くと,より全盛期に近い時期の彼らのライブを収めた"How the West Was Won"も改めて聴きたいというモチベーションも高まるってものだ(と言っても,そっちも既に記事化しているし,しかも3枚組だから更に時間を要するが...)。そう思わせるほど,ここでの演奏のレベルは高いことを改めて感じた約2時間弱であった。全盛期やスタジオ録音に比べれば...というところもあるだろうが,喜んで星★★★★★としたくなる激熱ライブ。
Recorded on December 10, 2007
Personnel: Robert Plant(vo, hca, perc), Jimmy Page(g), John Paul Jones(b, key), Jason Bonham(ds, perc, vo)
本作へのリンクはこちら。
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