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2025年2月21日 (金)

Jimi Tunnell:この人の昨今の動静もよくわからんが...。

_20250219_0001 "Trilateral Commission" Jimi Tunnell (Glass House)

一時期,骨のあるフュージョン・アルバムをリリースしていたGlass Houseレーベルであったが,数枚で活動を終えたはずである。まぁ,アルバムをリリースしていたのは日本で言えばバブル末期からバブルがはじけた頃だから,自然消滅もさもありなんというところではある。日本の企業が「メセナ」とか言って,コンサートを主催や後援していたものが,一気になくなってしまったのとも重なる。

それはさておき,以前にも書いたことがあるが,私はこのJimi TunnellがSteps Aheadに在籍中のライブをNYCのBlue Noteで見たことがある。それがもはや30年以上前のこととなってしまうが,そこでのメンツとも結構被る編成で,少なくともフロントはMike Mainieri抜きのSteps Aheadみたいなメンツと言ってもよい。

しかし,ここで披露される演奏はSteps Aheadよりはハードな印象が強い。Jeff Andrews~Omar Hakimというタイトなリズムに乗った演奏は,その筋のサウンドが好きなリスナーには結構受けるはずだ。Weather Report的なところも感じさせる本作はその後,ジャケも地味に変更の上,他社から再リリースされていて,現在はストリーミングでも聞けるようになっているが,どの程度のリスナーの耳に届いているかは疑問で,ややもったいない気もする。

リーダーであるJimi Tunnellのギターもソリッドな弾きっぷりで,その後の活動の動静があまり聞こえてこないのが不思議に思える。本人のWebサイトを見ると,以前はドレッド・ヘアーだったのが,いまや...みたいになっているところに時の流れを感じる。いずれにせよ,現在は活動そのものはあまり活発でないように見えても,このアルバム自体の価値は下がることはないと思う。星★★★★。

Personnel: Jimi Tunnell(g, vo, key, perc, prog), Omar Hakim(ds), Bendik Hoffseth(sax, vo), Jeff Andrews(b), Rachel Z(key), Arto Tunçboyacian(perc, vo)

比較的入手しやすい再発盤へのリンクはこちら

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