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2025年1月11日 (土)

年末年始に見た映画(5):真面目に作られた「13デイズ」。

13-days 「13デイズ("Thirteen Days")」(’00,米)

監督:Roger Donaldson

出演:Kevin Costner, Bruce Greenwood, Steven Culp, Dylan Baker, Lucinda Jenny

これも配信終了間際に見た映画だったのだが,実に真面目に撮られた映画であった。キューバ危機はアメリカとソ連が核戦争一歩手前まで行ったという状況であったことは理解していても,その背景について理解するには丁度よい映画と言ってもよいかもしれない。

正直言って,軍関係者が非常に好戦的なように描かれているので,相当リベラルな製作姿勢が感じられ,保守的な人間はこういう映画を見ると気に入らないだろうなぁなんて思っていたが,Wikipediaによれば国防総省からは協力を一切拒否されたってことを見ると,さもありなんってところだろう。私は外科医が何かと言えば「切りたがる」のと同じだなんて思っていた(笑)。

ニュース映像なども上手く交えて対応して,どうやって米ソの全面衝突を回避するのかというのを真摯に描いているので,派手なアクション等は皆無の社会派の映画と言ってもよい作品であった。ある意味地味と言ってもよい映画だし,上述の通り,政治的信条によっては反発もあるであろう描き方なので,ヒットは難しかったかもしれない。だが,この真面目さを私は買いたいと思いながらずっと見ていたのであった。実在の人物を演じなければならない役者陣もプレッシャーはあっただろうが,違和感なく演じているところは評価したい。Dylan Bakerが演じたRobert McNamara国防長官なんて,かなり似ているしねぇ。星★★★★。

本作のBlu-rayへのリンクはこちら

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