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2025年1月16日 (木)

更に続くBrad Mehldauのブート聞き:今度はMehliana+ジョンスコ!

_20250109_0001 "Detroit Jazz 2016" Scofield Mehldau Guiliana(Bootleg)

先日取り上げたChick Coreaとのデュオも2016年の演奏だったが,同じ2016年でも全く異なるタイプのBrad Mehldauである。これは2016年に欧米で短期間行われたBrad MehldauとMark GuilianaのMehlianaコンビに,ジョンスコことJohn Scofieldが加わるというスペシャル・ユニットによるライブのブートである。これもオーディエンス録音なのだが,オーディエンス録音としては相当出来がよい録音と言え,若干うるさい客の声が邪魔なほかは,ほぼストレスなしに聞くことができるのが素晴らしい。隠し録りかくあるべし(笑)。

Scofield-mehldau-guiliana このユニットの活動期間は限定的で,同年5~6月にNYCのBlue Noteに出演後,7月は欧州ツアー,そして活動を締めくくったのがこの9月のデトロイトにおけるジャズ・フェス出演であった。この音源はその最終日の実況録音であるが,面白いのがジョンスコがギターだけでなく,一部(基本はBrad Mehldauのソロのバック)でベースも弾いていることである。あくまでもベースは味付けみたいなものなので,ギターのような変態度は出てこない。ライブにおいてはジョンスコは写真のように,ベースはスタンドに設置して弾いていたようだ。

レパートリーはMehliana風あり,ジャム・バンド風あり,プログレ風あり,牧歌的な響きあり,ポップな曲調ありとこの人たちの多様な音楽性を反映したもので,これは相当楽しめる。途中でピアノの調子が悪くなってようで,曲間に調律みたいなのをやっているのはご愛嬌だが,このブートレッグは実に出来がよいもので,大きな声では言えないが,彼らのファンなら必聴の音源と言える。2枚組でたっぷり聞けるのも嬉しいねぇ。

Recorded Live at the Detroit Free Jazz Festivall on September 5, 2016

Personnel: John Scofield(g, b), Brad Mehldau(p, el-p, synth), Mark Guiliana(ds, perc)

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