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2025年1月14日 (火)

またもBrad Mehldauのブートの話。今度はChick Coreaとのデュオ@Blue Note

_20250108_0002 "Definitive Blue Note" Chick Corea / Brad Mehldau(Bootleg)

ブートレッグに手を出し始めるとキリがないので,ブートを買う場合も極力サウンドボード音源を選ぶようにはしているが,どうしても注目すべき音源にはオーディエンス録音でもついつい手が出てしまう。本盤もそんな一枚だが,これはニューヨークのBlue NoteにおけるChick CoreaとBrad Mehldauのデュオ盤。

これは2016年の8週間に渡るChick Coreaの生誕75周年記念ライブ・シリーズの一コマ。私はこの年の12月にNYCに出張していて,その時はChick CoreaとJohn McLaughlinのデュオを観たのだが,タイミングさえ合えば,このライブも観たかったものだが果たせる訳もなく...。だからこの時の演奏には興味津々であり,先日のフランスでの最新ライブのブートと一緒に購入したもの。オーディエンス録音だけに音はそれなりだし,聴衆のノイズも発生するが,まぁ聞けるレベルではある。

この二人にとっては手慣れたレパートリーと言ってもよい曲が並んでいるが,冒頭の"You And the Night And the Music"になだれ込むインプロヴィゼーション・パートは結構アブストラクトな感覚で始まり少々面食らうが,その後はかなりまともなプレイぶりになっていく。そうは言っても2曲目の"Tenderly"でも途中から様子が変わってくる部分があって,この曲にこのアプローチは...って感じもする。

全編を通じて,Brad Mehldauは少々遠慮気味と言うか,Chick Coreaを立てている感覚があって,この二人ならでは,あるいは丁々発止というところまでは行っていないように思えるのは少々残念だ。しかし,特別な機会の「一期一会」と言ってよい珍しい組み合わせだけに,聞く価値はあるが,まぁこんなもんだろうなってレベル。その場にいれば間違いなく別の感慨もあるだろう。前述のJohn McLaughlinとのデュオに関して,私はこのブログに「今回の演奏はChick Coreaの生誕75周年記念のライブ・シリーズの一環としてのお祭り企画であるから,固いことは言うまい。」と書いているが,それはこの演奏にも当てはまるな。

Recorded Live at the Blue Note NYC on November 18, 2016

Personnel: Chick Corea(p), Brad Mehldau(p)

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