Bonnie Raittの2ndアルバム:これもブラックホーク99選だ。
"Give It Up" Bonnie Raitt (Warner Brothers)
私はこのアルバムを以前はアナログ・レコードで保有していたのだが,いつの間にやら中古で売り払ってしまったものの,やっぱり聞きたくなって改めてCDで買い直すというアホなパターンを繰り返したもの。
このアルバムはBonnie Raittの最高傑作とも言われるし,主題の通り,ブラックホークの99選の1枚でもある。リリース当時は決して売れた訳ではなく,後のCapitolレーベル移籍後の大ヒットなんて想像もできない時代のアルバムであった。久しぶりにこのアルバムを聞いて,何でこれを中古に出してしまったのかを考えた時,一部で聞かれるデキシーランドあるいはニューオリンズ・スタイルの伴奏が好みじゃないと感じたのではないかと思えた。だが,それは一部に限られていたのであって,私もまだまだ修行がたりなかったなんて思ってしまう。
例えばChris Smitherが書いたシンプルなブルーズである"Love Me Like a Man"なんて痺れるし,Jackson Browneの"Under the Fa,ily Sky"や最後を締める”Love Has No Pride"のようにナイスな選曲に満ちたアルバムであることに改めて気づく。そう言えば本作にも収められた"Too Long at the Fair"を書いたJoel Zossのアルバムも以前は持っていたが,売っちゃったなぁなんてことも思い出してしまうのだ。
プロデュースをしているのがMichael Cuscunaであるが,後にジャズ界で重要なポジションを占めることになるMichael Cuscunaはこの当時,Eric Justin Kazの大傑作"If You’re Lonely"もプロデュースしていたから,ウッドストック系のナイスなプロデューサーだったということになる。それもあって,このアルバムにもウッドストック系のミュージシャンが数多く参加していて,その筋の音楽ファンはクレジットを見ているだけで嬉しくなってしまうのだ。Amos Garrettも1曲だけ参加しているが,トロンボーンってのは...ではあるが。
私としてはやはり好みと好みでない曲が分かれるところはあるものの,やはりこれはよくできたアルバムであったという完全な温故知新モード。星★★★★☆。
Personnel: Bonnie Raitt(vo, g), Jack Viertel(g), John Hall(g, vo), T.J. Tindall(g), Kal David(g), Lou Terriciano(p), Eric Kaz(p, vib), Mark Jordan(p, vib), Merl Saunders(p), Dave Holland(b), Freebo(b, tuba), Chris Parker(ds), Wells Kely(ds, conga, vo), Dennis Whitted(ds), Paul Butterfield(harp), John Payne(ts, ss, cl), Marty Grebb(ts, as), Terry Eaton(ts), Peter Eckland(cor), Amos Garrett(tb), Gene Stashuk(cello), Jackie Lomax(vo), Tim Moore(vo)
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