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2024年11月11日 (月)

映画音楽家としてのQuincy Jonesを振り返る。

_20241107_0001 "Gone Hollywood: Disc 2 of Q the Mucical Biography of Quincy Jones"(Rhino)

先日亡くなったQuincy Jonesについては,私が最初に認識したのは映画音楽を通じてであったと書いた。2001年にリリースされたQuincy Jonesの音楽を回顧する4枚組ボックス・セットのディスク2はそうしたQuincy Jonesの映画/TV音楽をまとめたものであった。映画音楽家としてのQuincy Jonesを振り返るには丁度よいということで,久しぶりに取り出してきた。

冒頭はお馴染み"Soul Bossa Nova"から始まるが,この曲は元々は映画音楽として書かれたものではないが,「オースティン・パワーズ」で使われたことによって,改めて世間での認知度が高まった曲であった。私は子供の頃から曲名は知らずともこの曲は知っていたのは,朝日放送の深夜放送「ABCヤングリクエスト」中の「谷まさるのファン・ファン・アラモード」のテーマ音楽としてであった。と言ってもそれを知る人もあまりいないか...。

Q-the-musical-biography それでもって,ここに収められた映画,番組を列挙しておこう。日本で公開,放映されたものは邦題で示す。

  • 「オースティン・パワーズ」
  • 「夜の大捜査線」
  • 「質屋」
  • 「ウィズ」
  • 「夜の誘惑」
  • 「Sanford & Son」(TV)
  • 「ハーレム愚連隊」
  • 「コスビー・ショー」(TV)
  • 「鬼警部アイアンサイド」(TV))
  • 「愛は心に深く」
  • 「恐怖との遭遇」
  • 「続・夜の大捜査線」
  • 「サボテンの花」
  • 「ホット・ロック」
  • 「蜃気楼」
  • 「ショーン・コネリー/盗聴作戦」
  • 「殺しのダンディー」
  • 「冷血」
  • 「ゲッタウェイ」
  • 「バンクジャック」
  • 「カラー・パープル」
  • 「ルーツ」(TV)

結構知られた映画もあれば,聞いたこともないような映画もあるが,これらがほとんど日本で公開されていたというのも,映画が洋画も含めて日本において大きな娯楽だったことを示しているとも言える。現在の洋画の不人気からすれば考えられない。上記の作品では「愛は心に深く」だけ2曲採用されているが,それは各々に参加したB.B. KingとShirly Hornゆえか。また,「バンクジャック」のイントロには後の「愛のコリーダ」でのリフの原型が聞かれるのが面白かった。Quincy Jonesは映画音楽でのオスカーの受賞はならなかったが,アカデミーからはジーン・ハーショルト友愛賞と名誉賞をそれぞれ受賞しているので,映画界からも評価されていたことになる。

私としては訃報の記事にも書いた通り「夜の大捜査線」が印象深いが,「鬼警部アイアンサイド」のジャズ・ミュージシャンによるソロ回しなんてゾクゾクしてしまった。映画の世界でも偉人は偉人であったということの証左である。

本作へのリンクはこちら

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コメント

ブラックミュージック界だけでなく、アメリカのポピュラー音楽界の重鎮、まさに巨星墜つ。91歳は大往生・・ご冥福を祈ります。

ローリングウエストさん,続けてこんばんは。

>ブラックミュージック界だけでなく、アメリカのポピュラー音楽界の重鎮、まさに巨星墜つ。91歳は大往生・・ご冥福を祈ります。

活躍のピークは80年代だったと思いますが,長きに渡り米国音楽界を支えてきた人でした。惜しい人を亡くしました。

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