またまたイタリア文化会館での無料コンサートに行ってきた。

先日,Salvatore Sciarrinoの作品を取り上げた無料コンサートに行ったばかりだが,極めて短いインターヴァルでまたもイタリア文化会館に行ってきた。今回はイタリア人ヴァイオリニスト,Davide Alognaとピアニスト,Giuseppe Gullottaによるデュオであった。前回がThe現代音楽って感じだったのに対し,今回は純粋クラシック・メインにピアソラが加わるって感じのプログラム。
二部構成の第一部はペルゴレージ,ファーノの小品にブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番,第二部がロッシーニ,サン=サーンス,そしてピアソラというなかなかユニークなプログラムと言ってよいものだった。そこにアンコールが3曲,最後は「チャルダッシュ」で締めて盛り上げた。
正直言って第一部はヴァイオリンの音が硬い感じがしたし,ピアノは少々弾き過ぎという感じがあってニュアンスに乏しいと感じさせたが,第二部はピアノの弾き過ぎ感はあまり変化はなかったものの,印象はだいぶ良くなったと思えた。サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」は初めて聞いたが,なかなか面白い曲だと思えたのに加え,更にピアソラの「アディオス・ノニーノ」がよかった。
アンコールの1曲目はEnnio Morriconeと言っていたはずだが,曲名は不明。2曲目も曲名はわからないが,哀愁帯びたワルツであった。さすがイタリア人,こういう曲はうまいねぇ。イタリア語を解さないこっちとしては,イタリア語でMCをされても全くわからないが,さすがイタリア文化会館のイベントだけに,イタリア語を解する聴衆も結構いたようだ。最後のモンティ作「チャルダッシュ」は一時期フィギュア・スケートの音楽としてやたらに使われていたと記憶するが,生で聞いたのは初めてだった。まぁ,ヴァイオリンの技巧を聞かせるためのような曲だけに盛り上がるよねぇ。
演奏についてはいくらでもケチのつけようはあると思うが,まぁ無料でそこそこ楽しめたのだからよしとしよう。面白かったのはクラシック畑の人に珍しく,譜面にタブレットを使っていたことか。ヴァイオリンの譜めくりはフット・スイッチでクリック(?)操作していたようだが,ピアノのめくりは手指での操作のようで,しくじったらどうするんだろうと余計なことを考えながら見ていた私であった。まぁ,その辺はプロだから心配なしなのかもしれないが...。
年内にここでの無料コンサートはあと2回予定されているので,予約が取れればまた行きたいと思う。来年はそろそろジャズ系ミュージシャンを呼んで欲しいなぁ。
Live at イタリア文化会館 on November 25,2024
Personnel: Davide Alogna(vln), Giuseppe Gullotta(p)
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