さよならツアーでワールド・ツアー中のCyndi Lauperのカヴァー曲集。
ツアーからの引退を発表し,現在ワールド・ツアー中のCyndi Lauperである。来年の春先には日本にもやって来る予定だが,そんなこともあって,このアルバムを久しぶりに聞いてみた。Cyndi Lauperと言えば,私の年代はどうしても"She's So Unusual"のイメージが強いが,その後もPhil Collinsもカヴァーした"True Colors"のような名曲もものにしているし,Miles Davisが"Time After Time"を取り上げたことも印象深い。しかし,その後の活動やアルバムについては全く関知していなかったところに,このアルバムを購入した理由も全く記憶の彼方だ。多分,彼女によるカヴァー曲集ということもあって関心を抱いたのではなかろうか。
"She’s So Unusual"や"We Are the World"でのCyndi Lauperのイメージからすると,随分落ち着いたなぁというのが改めての感覚である。ライナーにも本人が書いているが,ここで歌っているのはCyndi Lauperが成長の過程で触れてきた音楽であり,カヴァー曲集と言っても,ある意味懐メロ集と言ってもよいものだ。もちろん,歌の上手さには定評のあるCyndi Lauperであるから,何を歌っても上手いものだと思わせる。
選曲はソウル畑の曲が中心ながら,面白いのがシャンソンが2曲含まれていることだ。それも「バラ色の人生(La Vie En Rose")」,「行かないで("If You Go Away"もしくは"Ne Me Quitte Pas")」という鉄板の選曲だ。そういう年代なんだよなぁと感じてしまうが,ほかの曲も含めてのしっとり感は大したものだ。"Makin’ Whoopee"ではTony Bennettとのデュエットを聞かせるが,このTony Bennettの歌いっぷりが素晴らしく,ナイスなコンビネーションであった。
こういうアルバムは偏にCyndi Lauperの歌の上手さで成り立つもので,たまに聞くにはいいアルバムということで,星★★★☆。
Personnel: Cyndi Lauper(vo), Steve Gaboury(p, key, org, melodica), Rob Mathes(key), Lee Musker(p), Rob Hyman(org), Kat Dyson(g, vo), Gray Sargent(g), Ben Street(b), Bill Wittman(b), Larry Grazener(b), Paul Langosch(b), Sammy Merendino(ds), Clayton Cameron(ds), Steve Jordan(ds), Sheila E(perc), Caalto Soto(perc), Stevie Wonder(hca), John Walsh(tp), Dan Reagan(tb), Mitch Frohman(ts, bs), Ronnie Cuber(b-cl), Aaron Heck(fl), Allison Cornell(vln, vla), Mark Stewart(cello), Carol Emanuel(harp), with Orchestra
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