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2024年9月10日 (火)

Ed BickertトリオをバックにしたRuby Braffのワンホーン・アルバム:和むねぇ。

"Ruby-braff_20240906111101Ruby Braff with the Ed Bickert Trio" (Sackville)

Ed BickertのトリオをバックにしたRuby Braffのワン・ホーン・アルバムは,リラクゼーションに溢れたナイスなアルバムである。

Sackvilleレーベルと言えば,私はEd BickertとDon Thompsonのデュオ・アルバムを偏愛している(2枚あるが,特にGarden Partyの方)。それもリラクゼーションを感じさせるアルバムだが,その一方でAnthony Braxtonとかのアルバムも出してしまうという不思議なレーベル。上述の通り,本作はアバンギャルドの対極にあるようなアルバムだ。

このアルバムを中古で購入した動機は,Ed Bickertゆえであったが,Paul Desmondのバックでも鳴らしたEd Bickertであるから,ホーンのバックでも間違いないのだ。そしていきなりジャズ・アルバムでは珍しい"True Love"からして,こっちの想像通りの音が出てくる。"True Love"は映画「上流社会」のために書かれたCole Porterの曲だが,映画の中でBing CrosbyとGrace Kellyが歌ったもので,この曲がインストで演奏されることは稀な甘~い曲。更に"The World Is Waiting for the Sunrise"みたいな古い曲も交えながら,基本はスタンダードで構成されるプログラムは,ある意味一丁上がりで出来てしまいそうなアルバムとも言えるが,気楽に聞くには丁度いいのだ。

やはりEd Bickert,Don Thompson,Terry Clarkeというカナダ人トリオの演奏能力は素晴らしいと思えるし,Ruby Braffもこのレコーディング時は50歳そこそこのはずだが,余裕ぶちかましみたいな演奏。Ed Bickertゆえについつい評価も甘くなり,星★★★★。

Recorded on June 14, 1979

Personnel: Ruby Braff(cor), Ed Bickert(g), DonThompson(b), Terry Clarke(ds)

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