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2024年9月12日 (木)

Arista時代のJeff Lorber Fusionは今でも楽しく聞ける。

_20240909_0001 "Wizard Island" Jeff Lorber Fusion(Arista)

AristaレーベルにはJeff Lorber Fusion(JLF)のアルバムが3枚残されている。それらはどれを聞いても,いかにもJLFらしいもので,どれも好きなのだ。今回取り上げるのが本作だが,それら(+α)には2016年の来日時にばっちりサインをもらっている。ミーハーと言われようが何だろうが,好きなものは好きなのだ。私はこれらを国内盤CDとして再発された際にまとめて買った訳だが,それらも今やなかなか見かけなくなってしまった。当時は今ほどJeff Lorber Fusionにはまるとは思っていなかったが,今では買っておいてよかったと思っている。

本作においても感じるのはJeff Lorber Fusionの「中庸の美学」とでも言うべき音楽性だ。このブログでも彼らの音源を取り上げるたびに書いているが,彼らの音楽はハード・フュージョンでもないし,スムーズ・ジャズでもない。まさに「フュージョン」という音楽を具体化したものであり,その塩梅が実に心地よいのだ。タイトル・トラックは後に再編JLFによる"Galaxy"で再演されることになるが,この当時の曲がほかのアルバムでも再演されることを考えると,時代を経てもJLFの音楽の魅力は不変だったということになると,ついつい贔屓目で見てしまうのだ。このアルバムから後にKenny Gを名乗ることになるKenny Gorelickも参加することになるが,ここではまだまだ真っ当なフュージョンをやっているKenny Gである。

私は彼らの音楽が好きではあるが,後世に残る名盤とかそういう類だとは思っていない。だから私は,若干の例外はあるものの,ほぼ常に彼らのアルバムは星★★★★とするのだが,本作も同様だ。多少サウンド・メイキングには時代を感じる部分がない訳ではないが,やっぱり好きなのだ(笑)。

Personnel: Jeff Lorber(p, el-p, synth), Dennis Bradford(ds), Kenny Gorelick(ts, ss, fl), Danny Wilson(b) with Chick Corea(synth), Paulinho Da Costa(perc), Jay Koder(g)

本作へのリンクはこちら

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