改めてJ.D. Southerを偲んで,彼の1stアルバムを聞く。
先日亡くなったJ.D. Southerは6番目のEaglesと言われたぐらい,Eaglesとは縁の深い人であった。もともとGlenn Freyとバンドを組んでいたのだから当たり前と言えば当たり前だが,長きに渡ってEaglesの曲への貢献も果たしてきた人であった。そんなJ.D. Southerの最初のソロ・アルバムはEagles的なカントリー・ロック・フレイヴァーに溢れた作品である。
このアルバムが出たのが1972年であるから,もう半世紀以上前の作品であることを考えれば,時代を感じさせるのは仕方ないとしても,その時代感が私たちの世代には懐かしく響くのである。しかも聞こえてくるのはJ.D. Southerな瑞々しい声なのだ。本作に収められた曲は少々地味という気もするが,それでもいい曲を書き,いい声で歌う優れたシンガー・ソングライターであった。
尚,CDのクレジットによれば,バック・コーラスを含めて,全てJ.D. Southerが歌っているように見える。普通ならここにゲスト・ヴォーカルを迎えるのが,ウエスト・コーストのアルバムではよくあるところなのだが,このクレジットが本当なら結構珍しいと思う。
改めてR.I.P.
Personnel: John David Souther(vo, g, p, b), Ned Doheny(g), Glenn Frey(g), Wayne Perkins(g), David Jackson(p, b), Bryan Garofalo(b), Mike Bowden(b), Gary Mallaber(ds, p, vib), Mickey McGee(ds), John Barbarta(ds), Gib Guilbeau(fiddle), Joel Tepp(harp)
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