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2024年9月 4日 (水)

また出た!Robert GlasperのApple Music限定音源は新たな企画アルバム。

Code-derivation"Code Derivation" Robert Glasper (Loma Vista Recordings)

今年の6月にもApple Music限定で"Let Go"をリリースしたばかりのRobert Glasperが,非常に短いインターヴァルでまたもApple Music限定でリリースしたのが本作。前作のアンビエントな響きには驚いたが,今度はジャズとヒップホップを対比するという企画アルバムときた。

本作はストレート・アヘッドなRobert Glasperのグループによる演奏を,各々別のプロデューサーに"Flip"(リミックスと言ってもいいし,再構築と言ってもいいかもしれない)させたものを2曲並べて聞かせるというのが基本フォーマットとなっていて,同じ曲でもプロダクションによって大きな違いを感じさせるとともに,共通する因子もあるということを感じさせたいというのが企画の主題のようだ。リスナーの嗜好によって,これを面白いと感じるか,つまらないと感じるかは大きく分かれそうな気がするが,少なくとも"Flip"されていないヴァージョンは,ジャズ・ファンにとっては魅力的に響くメンツであり,演奏である。私のような雑食系リスナーにとってはこういうのもいいんじゃないって思えるレベルだが,これもRobert Glasperのやりたかったことなんだろうねぇと思えばいいのだ。

"Flip"したヒップホップ版の演奏を聞きたくなければスキップしてしまえばいいというところだが,こういうのを聞いていると,さすが"Black Radio"シリーズをものにしたRobert Glasperだと思えてしまう。この間口の広さがRobert Glasperなのだと思えばいいのだ。これも一つの進取の精神である。

Personnel: Robert Glasper(p), Walter Smith III(ts), Marcus Strickland(ts), Keyon Harrold(tp), Mike Moreno(g), Vicente Archer(b), Kendrick Scott(ds), Jamari(rap), MMYYKK(rap), Oswin Benjamin(rap), Taylor McFerrin(vo, prod), Hi-Tek(prod), Black Milk(prod), Kareem Riggins(prod), Riley Glasper(prod)

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