O.V. Wrightのディープ・ソウルにしびれる。
"A Nickle and a Nail - and - Ace of Spades" O.V. Wright (Back Beat)
実に不思議なことだが,このブログにおいてWrightはWrightでもLizz Wrightはかなりの頻度で登場しているが,O.V. Wrightについては一度も記事化していないというのには我ながら驚いた。Hiレーベルのアルバムに加えて,ボックス・セットだって保有しているにもかかわらずだ。なんでやねん?
まぁそれはさておき,ボックス・セットの一枚である本作を久しぶりに聞いたが,聞いていて完全に痺れてしまった。70年代後半にHiレーベルで復活を遂げて,"Into Something (Can’t Shake Loose)"が話題になっていた頃は,まだ私はソウルの世界には到達していない。しかし,その後,年齢を重ねてソウルの良さにも触れる中で,O.V. Wrightの声は100%私の好みとは言えない部分もあるのだが,改めてこのアルバムを聞いて,そのディープな歌いっぷりの魅力を再確認した。
Willie Mithcellプロデュースの下,メンフィスでレコーディングされた本作は,これぞサザン・ソウルという感じで,実に素晴らしい。このアルバムを聞いていると最高!としか言えないではないか。これはマジでたまらん。ほかのアルバムも聞かねば。当然星★★★★★である。
Personnel: O.V. Wright(vo), Mobon "Teenie" Hodges(g), Leroy Hodges(b), Charles Hodges(p, org), Howard Grimes(ds), Wayne Jackson(tp), Andrew Love(ts), James Mitchell(bs), Ed Logan(ts), Rhodes Chalmers & Rhodes(vo)
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