SF Jazz Collectiveの2021年の記録。
"New Works Reflecting the Moment" SF Jazz Collective (SF Jazz)
SF Jazz Collectiveが来日してBlue Note東京でのライブを聞かせたのは23年の10月だったから,既に1年近くの時間が経過している。その時に会場で彼らのライブ盤2021年と22年のライブ盤は購入したのだが,22年盤については既に記事化したものの(記事はこちら),今日取り上げる21年盤はプレイバックもしないまま放置してしまっていた。そんなことではいかん(笑)ということで,ようやく本作を聞いたのだが,放置した自分がバカだったと言いたくなる。
バンドのメンバーはトランペットを除いて22年盤と同様だが,こちらの特徴はヴォーカリストが2名加わっていることだ。しかもそのうちの一人はGretchen Parlatoである。それだけで期待値も上がるし,サウンドもある程度は想定されてくる。
ここで聞かれるサウンドは2022年盤同様,コンテンポラリーな響きであり,Gretchen Parlatoのウイスパー・ヴォイスも効いている。メンバーのオリジナルに加え,Abbey Lincolnの"Throw It Away"やMarvin Gayeの"What’s Going on"をやっているが,冒頭の「黒人のための国歌」とも称される"Lift Every Voice and Sing"から完全に掴みはOKである。そこからWarren Wolfのオリジナル"Vicissitude"へのスリリングな演奏へのは流れは完璧と言いたくなようなゾクゾク感であった。
実力者が各人の個性を反映させながら,バンドとしてのクリエイティビティに貢献し,確保しているさまは,聞いていて実に心地よい。これも偏に音楽監督としてのクリポタことChris Potterの手腕に依存するところもあろうが,それにしても実にレベルの高いライブ演奏であり,昨年のライブを観た時の感動が蘇る。そしてここでもKendrick Scottのドライブ感溢れるドラムスは見事であった。星★★★★☆。
彼らがTiny Desk (Home) Concertで演奏した時の模様がアップされているので,貼り付けておこう。
Personnel: Chris Potter(music director, ts, ss, b-cl, a-fl), David Sánchez(ts), Mike Rodriguez(tp), Warren Wolf(vib), Edward Simon(p, el-p), Matt Brewer(b), Kendrick Scott(ds), Gretchen Parlato(vo), Martin Luther McCoy(vo)
本CDにご関心のある方はSF Jazzのサイト(こちら)で購入可能。
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