映画で使用されたStingの曲を集めた好コンピレーション。
"Sting at the Movies" Sting (A&M)
Stingほど人気のあるミュージシャンであれば,既発音源であろうが,サウンド・トラックへの客演であろうが,いろいろニーズがあるだろうことは想像に難くない。事実,結構な数の映画でStingの歌は聞くことができて,そうした音源を集めたこういうコンピレーションは便利でよい。
私がこのアルバムを買おうと思ったのは,Ridley Scottが撮った「誰かに見られてる("Someone to Watch over Me」)の確かエンディングで聞かれたStingのタイトル曲が印象に残っていたからである。この映画,レンタルで見たか,劇場で見たかも記憶がはっきりしないのだが,映画の内容はよく覚えていなくても,このStingの歌は記憶に残っていた。この曲はGershwin兄弟が書いた大スタンダードであるが,Stingのしっとりした歌いっぷりがいいねぇと思ったはずだ。しかし,そのためだけにサントラ盤を買うようなことはないし,ほかにもサントラ盤でしか聞けない曲も収められているから,このアルバムは財布にもありがたいのだ。例えば"It's Probably Me"は「リーサル・ウエポン 3」のサントラ盤ヴァージョンだし,"Moonlight"は映画「サブリナ」のサントラ盤でしか聞けないはずだ。
"Someone to Watch over Me"の線で言えば,このコンピレーションには"Angel Eyes"や"My One and Only Love"も聞けるが,こういうムーディな感覚もOKなのがStingの魅力ってところだろう。もちろん,本作に収められた「新曲」で最もヒットしたのはディズニー映画版「三銃士」のテーマ曲"All for Love"だろうが,それはSting個別というよりも,Bryan Adams,Rod Stewartとの共演という要素が強かったからだと言ってもよい。それはそれでよいとしても,私はこのアルバムではスタンダードを歌うStingを聞きたいという思いの方が強かったというのが正直なところである。
このアルバムが出たのは1997年のことだから,その後もStingの歌声は数々の映画で聞けるはずだが,この後では「トーマス・クラウン・アフェア」での「風のささやき("Windmills of Your Mind")」もよかったねぇ。スタンダードが似合う人なのである。
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