Charles Lloyd@Blue Note東京参戦記。

Charles Lloydは既に86歳になっている。次の来日機会があるかどうかはわからないから,来日するとなれば行かざるをえない。前回の2019年のライブから5年ぶりとなった今回のライブだが,Charles Lloydがリリースするアルバムは私が年末に選ぶその年のベスト盤の常連みたいになっていて,老いてますます盛んというか,この人の創造力は一体どうなっているのかと思わせるのも事実。渡辺貞夫のように90歳を過ぎても現役という例もあるから,Charles Lloydもまだまだいけるだろうとは思いつつ,やはり足を運ばざるをえないのだ。会場は同じ思いの聴衆も多いのか,フルハウスの状態であった。
演奏が始まると,5年前も元気なものだったが,全然高齢者っぽさを感じさせない演奏で安心した。本当にこの人86歳?というノリなのだ。この人の音色は以前から豪快というよりも繊細さを感じさせるようなトーンなので,年齢を重ねてもイメージに変化がないということはポジティブにも影響するだろうが,前回とはEric Harlandを除いて異なるメンバーながら,世代の違うミュージシャンから若さを吸収しているのではないかとさえ思える演奏であった。
そして強く感じさせたのがCharles LloydがJason Moranを相当高く買っている様子である。ECMの時代からJason Moranとの共演は続いているが,ステージ上でもJason Moranのプレイぶりに目を配り,時に合いの手を入れるCharles Lloydの様子には,これまでのライブでは見られなかった「師弟愛」のようなものを感じた私である。
今回もクァルテットが一体となって,実力者を揃えたメンバー各人にも相応にソロ・スペースを与えながら,実に上質な演奏を聞かせてもらった。いつ何時も素晴らしいCharles Lloydである。
尚,演奏終了後,ベースの弦の張替えにステージに戻ってきたLarry Grenadierと話をする機会があったので,Brad Mehldauとは次はいつ来るの?なんて話をしたのだが,ほかの聴衆との会話,撮影,サインにも快く応えていて,まじでナイスガイであった。
Live at Blue Note東京 on August 26, 2024 2ndセット
Personnel: Charles Lloyd(ts, a-fl, perc), Jason Moran(p), Larry Grenadier(b), Eric Harland(ds)
上の写真はBlue Note東京のWebから拝借。
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