酷暑を乗り切るには高橋アキの弾くMorton Feldmanだ!(笑)
"Morton Feldman: Triadic Memories" 高橋アキ(コジマ録音)
もう毎年のようになってしまっている日本の猛暑を越える酷暑だ。一歩外に出ただけでげんなりするような気候は還暦過ぎのオヤジには厳しい。家にいるときはエアコンをきかせていればしのげるので,これまでは夏場に暑さを吹き飛ばすには暑苦しいフリー・ジャズだ!とか言ってきた私だが,さすがに昨今の酷暑はひど過ぎるということで,涼しくなる音楽ってことで聞いていたのがこれである。
私にとって現代音楽はクールな響きを持つものが多いという印象があるが,Morton Feldmanの音楽はピアニシモ,ピアノ・ピアニシモの連続みたいなところがあって,もはや環境音楽って感じもしてしまう。しかもこのCDのバック・インレイの裏ジャケには「このCDは弱音のみで演奏されていますので,小さい音量でお聴きください。」なんて書いてある。小音量で聴けって書いたCDにはこれまでお目に掛かった記憶がないが,確かに環境と同化させるには音量は上げない方がいいかもなぁなんて思っていた。
こういう音楽を難しいと思うかどうかはリスナー次第だと思うが,私にとっては身体がこういう音を求める時があるということで,正直言って好物なのだ。そして,先日取り上げた"For Bunita Marcus"にしろ,本作にしろ,演奏者にとってはとてつもない集中力を必要としながら,高橋アキの演奏力によって,私は心地よく聞けてしまうというのが正直なところだ。それはMorton Feldmanに限った話ではなく,高橋アキの弾く現代音楽にはほぼ例外なく心惹かれてしまう私なのだ。ということで,部屋の雰囲気を更にクール・ダウンさせる効果も含めて星★★★★★。
Recorded on April 7, 1983
Personnel: 高橋アキ(p)
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