Duo Perfetto@イタリア文化会館参戦記。

久しぶりに九段にあるイタリア文化会館の無料コンサートに行ってきた。イタリア文化会館は結構な頻度で無料ライブを開催しているのだが,あっという間に枠が埋まってしまうことが多い。なのでWebサイトのチェックが欠かせないという状態なのだが,今回は何とかもぐり込めた私であった。今回の出演はDuo Perfettoというピアノとチェロのデュオで,演奏するのがほぼタンゴというプログラムであった。Astor PiazzollaとJosé Bragatoというタンゴ界の大物のレパートリーを中心に,Ennio Morriconeの「海の上のピアニスト」等を交えるというもの。前半6曲,後半5曲のうち,PiazzollaとBragatoの曲が各々5曲/4曲という構成であった。
私はAstor Piazzollaのアルバムは何枚か保有しているが,タンゴを好んで聞くリスナーとは言えないので,ライブの場でもこの手の音楽を聞くのは初めてと言ってもよいが,やはりパッションを感じさせる音楽だよなぁとライブの間,ずっと思っていた。冒頭に演じたのがJosé Bragatoの"Milontan"だったのだが,まずチェロのRobert Wittがステージに現れ,ソロでの演奏を始めた後に,客席後方から赤いドレスを身にまとったピアノのClorinda Perfettoがステージに向かっていき,デュオが始まるというのはおそらくいつもながらの演出なのではないか。だが,なかなか珍しいことをやるもんだとまずは思わされて掴みはOKってところか。
その後,デュオはパーカッションも使いながら,リズミカルにタンゴを演じていって,高齢者比率の高い聴衆にも受けていた。アンコールも2曲だから反応は間違いなく良かったと思う。因みに私の隣には小学校低学年と思しき少女が座っていて,暫くはつまらなそうに聞いていたのだが,Clorinda Perfettoがピアノの弦を指ではじくのを見て,思わず身を乗り出していたのが面白かった。珍しいものには反応するんだねぇと思いつつ,そうした経験が彼女の音楽的嗜好にいい影響を与えればいいなぁなんてオヤジ(孫みたいな年齢の少女だったから,ジジイか...)臭いことを考えていた私である。
いずれにしても,私にとっては日頃はなかなか接することができない音楽を聞かせてもらって,これが無料なんだから文句もない。演奏終了後,Clorinda PerfettoとRobert Wittがロビーに現れて,多くの聴衆に囲まれているのをやり過ごして私は家路についたが,たまにはこういうのもいいねと思ったライブであった。今度はまたジャズ系ミュージシャンを出して欲しいなぁ(前回ここで観たのはRosalio Giuliani)。
Live at イタリア文化会館 on August 8, 2024
Personnel: Clorinda Perfetto(p, perc), Robert Witt(cello)
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