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2024年8月22日 (木)

ヴォーカルを強化したBrecker Brothersの2ndアルバム。

_20240820_0001 "Back to Back" The Brecker Brothers Band (Arista)

私はBrecker Brothersのアルバムは"Origina Album Classics"という5枚組セットもので保有しているのだが,そこから欠落しているのがこの2ndアルバム。どうして全部入れなかったのか不思議だが,あのシリーズはペラペラのジャケで5枚組ってのが普通みたいになっているから,収納パッケージの仕様ありきでのことではないかと思う。ということで,これだけは個別に買ったもの(元々,セットを買う前に"Heavy Metal Bebop"だけは保有していたが...)。

それはさておき,この2ndアルバムではLuther Vandrosアレンジによるバック・ヴォーカル隊(+何曲かでWill Leeのリード・ヴォーカル)が大幅にフィーチャーされているところが特徴であるが,それをどう捉えるかどうかってところだろう。まぁ私としてはBrecker Brothersは完全後追いだから,今となってはこういうのもありだったろうなぁとは思えるのだが,結局一番燃えるのはどファンク,キメキメの"Night Flight"だから多くのリスナーにもそういうところがあったのではないかと思える。その次の"Slick Stuff"もファンク度が高いのだが,中間部のフルートで甘くなるのはご愛嬌ってところか。どファンクでなくても,Randy Breckerのフリューゲルによる歌心がナイスな"Lovely Lady"とかは結構好きだが。

いずれにしても,これは強烈なフュージョン・オールスターズっていうメンツを揃えて,往時のフュージョンとして楽しむ分にはOKだろう。星★★★☆。

Personnel: Randy Brecker(tp, fl-h),Michael Brecker(ts, fl), David Sanborn(as), Don Grolnick(key), Steve Khan(g), Will Lee(b, vo), Christopher Parker(ds), Steve Gadd(ds), Ralph McDonald(perc), Sammy Figueroa(perc), Rafael Cruz(perc), Lew Del Gatto(bs), Dave Friedman(marimba), Dave Whitman(prog), Luthrer Vandros(vo), Robin Clark(vo), Diane Sumler(vo), Patti Austin(vo), Allee Willis(vo)

本作へのリンクはこちら

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