リリースからもう20年か...:Thirteen Sensesの1stアルバム。
"The Invitation" Thirteen Senses (Mercury)
美メロ,叙情的というおよそロック的とは思えない響き。そうしたバンドで一番売れているのはColdplayってことになろうが,TravisやKeaneも含めて,この手のバンドは結構ある中で,その一つとして捉えられるのがこのThirteen Senses。私も一時期こうしたバンドのアルバムを結構購入していたが,最近はフォローするところまでは行っていない。まぁどれを聞いても同じような感覚を与えるので,段々飽きてきたってのが正直なところか。
しかし,久しぶりに2004年にリリースされたこのアルバムを聞いてみると,なかなかいい曲書いているねぇと思わせてくれた。本作に比べると2ndの"Contact"の印象が薄かったこともあり,その後の音源に関しては聞いたこともなかったが,この1stは当時はよく聞いていたなぁなんてことを思い出していた。多分,このアルバムを買う気にさせたと思われる何となくこじゃれたジャケットも印象に残っていたしねぇ。主題の通り,それからもはや20年とはまさに光陰矢の如しであるが,今聞いても音楽の鮮度は保たれていると感じた。まぁそうは言っても,このメロディ・ライン,一昔前ならMichel Polnareffか!みたいに響くところもあるのだが...(笑)。星★★★★。それにしても上述のバンドはそれほどでもないのに,このThirteen Sensesのアルバムの中古盤は投げ売り状態なのはなんでなのかねぇ。
今年の8月には何と10年ぶりのアルバム,"The Bound and the Infinite"がリリースされるらしい。もはや私としてはアルバムを購入するということはないだろうが,ストリーミングでは聞いてみようと思わせるバンドだとは思っている。
Personnel: Will South(vo, p, g, key), Tom Wekham(g, synth), Adam Wilson(b), Brendon James(ds, perc)
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