Derek Trucksが加入するよりずっと前のAllman Brothersのライブ盤。これがいいのだ。
"Play All Night: Live at the Beacon Theater 1992" Allman Brothers Band (Epic)
Allman Brothers Bandと言えば,私の関心はDuane Allman存命中か,Derek Trucks加入後に向いてしまい,その間に位置するアルバムや演奏はほとんど聞いたことがないと言ってもよい。しかし,2014年になってリリースされたこの1992年のライブ盤を聞いて,そういう偏った聞き方をしていてはいかんと思わされてしまった。まずはストリーミングで聞いて,その良さに驚きCD購入に至った訳だが,それぐらいこのライブ盤は出来が良いと思える。フロントのギターはDicky BettsとWarren Haynesの二頭体制であるが,ここでのWarren Haynesのバンドへのフィットぶりが素晴らしいと思えた。
レコーディングされたのは彼らのNYCにおけるホームと言ってもよいBeacon Theaterである。私もNYC在住中に何度か訪れたことがあるが,キャパは3,000人弱ながら,ステージと観客席の距離感が結構近く感じられるとともに,内装にも歴史を感じさせるいいホールだった。こういう場所でAllman Brothersの演奏を聞けるということは幸せだろうなぁなんてついつい思ってしまう。
Allman Brothers Bandのライブ盤はそれこそ各々の時代の音源が山ほど出ているし,そもそもやっている曲もお馴染みのものが被っていることも多々ある。私はそれを全部追い掛けるほどのファンではないが,それでもアメリカン・ロックの一つの象徴とでも言うべきところがある人たちだと思っているし,私の音楽的な嗜好へのフィット感も強い。豪快なエレクトリックでの曲群に加えて,Disc 1後半のアコースティック・セットもいい感じで,演奏が実にレベルが高く,まさにプロの仕事って感じがする。彼らの遺伝子はTedeschi Trucks Bandへと引き継がれているが,ここでの演奏を聞いていると,ライブ・バンドとしてのTedeschi Trucks BandはまだまだAllman Brothersには及んでいないと思わせる出来なのだ。
バンドとしての実にタイトなまとまり,演奏のクォリティを考えても,これは相当レベルが高いライブ音源だったと思わせる。だからこそ22年というインターバルを経ても発掘される意義があった音源だと評価する。星★★★★☆。マジでカッコいいですわ~。よくよく考えたら私はこのアルバムがレコーディングされた時期にはまだNYCに在住中だったのだから,行っとけばよかったなぁ...(後悔先に立たず)。
Recorded Live at the Beacon Theater on March 11-12, 1992
Personnel: Gregg Allman(vo, org, p, g), Dicky Betts(vo, g), Warren Haynes(g, vo), Allen Woods(b, vo), Jaimoe(ds, vo), Butch Trucks(ds, perc, vo), Marc Quiñones(perc) with Thom Deucette(hca)
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