またも観ました,Alan LaddとVeronica Lakeの共演作:今度は「ガラスの鍵」。
「ガラスの鍵("The Glass Key")」(’42,米,Paramount)
監督:Stuart Heisler
出演:Brian Donlevy, Veronica Lake, Alan Ladd, Bonita Granville, Joseph Calleia, William Bendix
Amazon Primeで「拳銃貸します」,「青い戦慄」と見てきたAlan LaddとVeronica Lakeの共演作の3本目が本作。原作はDashiell Hammettの書いたハードボイルド小説。映画もそのトーンを引き継ぎながら,Alan Laddはキャスティングの3番目でも,完全に堂々たる主役である。
監督のStuart Heislerという人は名前を見るのも初めてだが,これまた古き佳き時代の尺とでも言うべき1時間25分のドラマを撮るには十分な実力だとは思える。まぁそもそものストーリーに無理がある部分もあるし,結末に向けての展開には少々疑問も感じるが,それでもいいのだ。Alan Laddはカッコよく,Veronica Lakeは相変わらずのクールな別嬪である。それだけでも成立してしまうだろうという映画にどうこう言うのは野暮ってものだ。今回も大いに楽しんでしまったので,甘いの承知で星★★★★。やっぱり古い映画って好きなのだ。
ところで,この「ガラスの鍵」は1935年にもGeorge Raft主演で映画化されていて,わずか7年のインターバルでリメイクされるってのは結構凄いなぁなんて思っていた。しかもそっちを撮ったのは「拳銃貸します」のFrank Tuttleって,そういう内輪の世界だったのねぇ(笑)。
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