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2024年3月 6日 (水)

John McLaughlinのWarner時代を振り返る(その2):(その1)からなんと12年半経過!(笑)

_20240304_0001 "Belo Horizonte" John McLaughlin (Warner Brothers)

「John McLaughlinのWarner時代を振り返る(その1)」として"Music Spoken Here"を取り上げたのが2011年8月のことである(記事はこちら)。そこには「その1と言ったら,ちゃんとあと2作もやらないとねぇ。プレッシャーだ。」なんて書いていながら,今回の記事を書くまで12年以上失念していたというのには我ながら笑ってしまった。

"Music Spoken Here"もそうだが,この当時は当時の奥方,Katia Labèqueとのコラボっていう感じもありつつ,John McLaughlinはここでもアコースティック・ギター一本で勝負である。リリースは本作の方が先だったので,その1とすべきはこっちだったのだが,どうして"Music Spoken Here"を優先したかは今となっては謎である(苦笑)。いずれにしても,ここでも相変わらずのMcLaughlin節とでも言うべきフレーズの連発ながら,フランス人主体のバンドによる全体的なサウンドはややソフトな感じがする。特にリズムがやや軽量感があるところやフェード・アウトする曲があるのにも不満を覚えるリスナーもいるかもしれない。

そうは言っても決してやわな音楽ではないから,John McLaughlinのファンであればこれもありだよなと思ってしまうが,"Pour Katia"なんて書いてしまうところに,当時のJohn McLaughlinのKatia Labèqueへのラブラブ具合が出ていて,何言ってんだかって感じてしまうのも事実だ。確かにハイブラウ度,ハードさという点ではJohn McLaughlinのそれまでのイメージよりも弱いところが評価の分かれ目だろう。でも最後にPaco De Luciaとのデュオを持ってくるところは策士だよなぁ。決して火を噴くようなハードな演奏ではないが,いかにもな彼ららしいデュオである。全体としてはファンの弱みって感じで星★★★☆ぐらいにしておこう。

Personnel: John McLaughlin(g), Katia Labèque(p, synth), Francois Couturier(el-p, synth), Jean Paul Celea(b), Tommy Campbell(ds), Francois Jeanneau(ss, ts), Jean Pierre Drouet(perc), Steve Shewman(perc), Augustin Dumay(vln), Paco De Lucia(g)

本作へのリンクはこちら

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