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2024年2月18日 (日)

デンマークの叙情派ピアニスト,Søren Bebeの新作がまたも到着。今度は未発表曲の拾遺集。

First-song"First Song" Søren Bebe Trio (From Out Here Music)

先日,Søren Bebe Trioの新作"Here Now"を取り上げたが,非常に短いインターバルで,またまた新作が届いた。新作と言っても,これはこれまでリリーズ済みのレコーディングで,未発表となっていた演奏の拾遺集という位置づけなので,純粋な新作とは言えない。しかし,この人が紡ぎ出す美的フレージングは,北欧ジャズ・ファンには訴求力を以て迫ってくるはずなので,今回も本人のサイトから直接仕入れたもの。

そして今回のアルバムのキモは,Charlie Hadenの名バラッド,"First Song"の収録だと思えるが,冒頭に収められたこの曲の演奏はこちらの期待値にちゃんと応えるものとなっていて,相変わらず美しいピアノが楽しめる。そのほかの曲も実に美的でうっとりしてしまうような演奏ばかりだと言ってもよい。

まぁ,そうは言っても,未発表音源を集めたものなので,オリジナル・アルバムと同列に扱ってはいけないとは思いつつ,かなり満足度は高い。ただ,Ravelの「亡き王女のためのパヴァーヌ」だけは,どうもそもそもの主題のメロディ・ラインが生硬な感じがするのは惜しいと思えた。アドリブ・パートになれば気にならなくなるのだが,それでもこの曲に関してはちゃんとテーマを弾いてこそ評価されるべきだということを差し引いて星★★★★。

それでも,これだけの演奏を聞かせてもらえれば,相応に満足度は高い。結局,何だかんだと言って,私がSøren Bebeのアルバムを買い続けていることからすれば,彼のマーケティング戦略にはまっていることは間違いないのだが,それでもより幅広いオーディエンスに知られてよいピアニストということで,これからも応援していきたいと思う。

Recorded in November 2015, January 2019 and April 2023

Personnel: Søren Bebe(p), Kasper Tagel(b),Knut Dinsrud(ds), Anders Mogensen(ds)

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コメント

これはこれは、Soren Bebeの虜になってしまわれましたか、Vijay Iyerとは対照的な世界ですが、異なるだけかえって受け入れやすいのですかね。
このアルバムはここ9年間のアルバムに納められなかったものなどのシングル・リリースものですね。私はストリーミングで聴いてきましたので手を付けてありませんが、中年音楽狂様のマニア魂ですね。とくに"First Song"あたりが人気が高かったと思いますが、私は"Breathe"みたいな曲が好きです。"Pavane for a Dead Princess"はだめでしたか・・・
昨年の4曲がやっぱりいいですかね。
しかし、このBebeも又ニュー・アルバムが楽しみです。

photofloyd(風呂井戸)さん,続けておはようございます。

>これはこれは、Soren Bebeの虜になってしまわれましたか、Vijay Iyerとは対照的な世界ですが、異なるだけかえって受け入れやすいのですかね。

「虜」まではいかないですが,彼の自分の音楽を広めたいという努力にもシンパシーを感じているってところです。

>このアルバムはここ9年間のアルバムに納められなかったものなどのシングル・リリースものですね。私はストリーミングで聴いてきましたので手を付けてありませんが、中年音楽狂様のマニア魂ですね。

ストリーミングでもよかったのですが,結局私は媒体指向が強いってことですね。

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