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2024年1月25日 (木)

"Crystal Green"を久々に聞いた。このゆるさが心地よいってところか。まぁ,それだけだが(苦笑)。

Crystal-green "Crystal Green" Rainbow Featuring Will Boulware (East Wind)

日本発のレーベルとして,East Windは確固たるポジションを確立した名レーベルだったが,そのカバレッジはモダン,フリー,ヴォーカル,そしてフュージョンまで何でもござれみたいなところがあった。ヴォーカルやフュージョンは少数派だろうが,その中でフュージョン系アルバムとしてリリースされたのが本作であった。

まぁこのアルバム,メンツがメンツなので,それだけで話題になってしまうというところもあったと思える。何と言ってもRichard TeeとChris Parkerを除くStuffが揃って,ソロイストはMichael Breckerなのだから,往時のクロスオーバー/フュージョンに関心があるリスナーであれば,やはり気になっただろう。と言っても私がこのアルバムを入手したのは随分後になってからのことだ。当時の私はStuffは"More Stuff"あたりは購入していたように思うが,Brecker Brothersまでは追っていなかったし,それほど沢山のレコードを買えるほどの小遣いでもなかった(苦笑)。だから当時の私にとってはレーダー・スクリーン圏外だったのだ。

当時(本作リリース時は高校生だ)これを聞いていたらどう思っていただろうと想像してしまうが,現在の私にはかなりゆるい演奏に響く。それはパフォーマンスそのものというよりも,企画そのものってところだろうが,名手が揃ったレコーディングなので演奏に破綻はない。だが,傾聴に値するアルバムかと言えばそうでもない。今にして思えば,Michael BreckerはどうやってもMichael Breckerで,そこが一番の聞きどころかと思いつつ,これはリテール・ショップでプレイバックしていれば,購入意欲が高まるような音楽ではないかと思えるのだ。この演奏の持つ適度なメリハリは心地よく響くのだが,それ以上でもそれ以下でもないというところだ。このメンツならもう少しタイトな演奏もできただろうが,やはりゆるい。聞き流すには丁度いいレベルだと思えば腹も立たないが,振り返れば,なぜこれがEast Windから出たのかというのは不思議だと思えてしまった。ってことで可もなく不可もなくなので,星★★★。でもMichael Breckerの吹きっぷりは好きだが...。

Recorded on May 11, 1976

Personnel: Will Boulware(p, key, synth, arr), Michael Brecker(ts), Eric Gale(g), Cornell Dupree(g), Gordon Edwards(b), Steve Gadd(ds), Ralph McDonald(perc), Arther Jenkins, Jr.(key), Chris Hills(key)

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