2023年の回顧(番外編)
今回は自分自身の音楽鑑賞において特殊な事象が起こったということで,その点について回顧してみたい。既に2回記事でも書いているが,それは私がブルックナーの交響曲全集のボックスを2組も購入したことだ(その記事はこちらとこちら)。私を知る人からすれば,私がこれまでほとんどブルックナーの音楽とは縁のない生活を送ってきたから,一体何があったのかと思われても仕方がない。しかし,はっきり言ってしまえば気まぐれ,そしてお買い得だったということに尽きて,特に他意はない。
実を言えば,ブルックナーの交響曲全集は2022年になって,Eugen Jochumがベルリン・フィルとバイエルンを振ったボックスを購入しているので,全く無縁であった訳ではない。一方,来年がブルックナー生誕200年ということもあり,更なる盛り上がりを示すかもなぁということも意識したのは事実だが,そもそも全集2組を聞き通すのは,ほかのアルバムも多数あるのだから,なかなか進まないとは言え,そこそこは聞いてきたつもりだ。まぁこういうのはゆっくり聞き進めていけばいいと思うが,それにしてもやっぱり気まぐれとは言え,我ながら意外な行動だったと言えるだろうなぁ。
ついでに言ってしまえば,Mario Venzagoが読響を振ったブルックナーの4番も聞きに行って,人生初のブルックナーの生演奏となったし,Jochumボックスはさておき,2023年は私にとっての真の「ブルックナー元年」となったと言えるかもしれない。友人からは遅ぇ~よと言われそうだが(爆)。
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