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2023年12月12日 (火)

祝来日!も兼ねて,改めてElvis Costelloのデビュー・アルバムを聞いた。全く色褪せない傑作。

_20231207_0001 "My Aim Is True" Elvis Costello (Stiff)

来年(2024年)の4月に盟友Steve Nieveとの来日が決まっているElvis Costelloである。8年ぶりということで,随分久ぶりとなったが,コロナ禍のみならず,本人の癌の治療もあったようだから,それぐらいのインターバルは仕方ないかもしれない。Elvis Costelloの再来日を祝して,改めてこのデビュー・アルバムを聞いていたのだが,リリースから45年以上経過しても全く色褪せることのない傑作。

そもそもこのアルバムがリリースされた1977年は,パンク/ニュー・ウェイヴ・ムーブメントの真っ最中って感じだろうが,Elvis Costelloもニュー・ウェイブのような文脈で語られることが多かったように思う。私はパンクやニュー・ウェイヴには関心がなかったので,当時は完全にスルーしており,Elvis Costelloのアルバムを初めて聞いたのは随分後になってからのことであった。しかし,食わず嫌いというのは実に恐ろしいというか,このアルバムを聞けば,メロディ・ラインも素晴らしい真っ当なロック・ミュージックであり,私ですら全く抵抗がなく受け入れられるものだった。

Elvis Costelloはその後,Paul McCartneyやらBurt Bacharachらの大物とも共演することからしても,ミュージシャンとして尖った人という文脈で捉えるべきではないと思えるし,メロディ・メイカーとしての資質の素晴らしさをもっと早くに知るべきだったと後になって反省した私であった。

このアルバムも上述の通り,佳曲揃いのものであり,Nick Loweのプロデュースもあって,実に素晴らしいアルバムに仕上がった。温故知新も込めて星★★★★★。私の保有しているのはボーナス・ディスク付きの2枚組だが,いつも聞くのはオリジナル・ヴァージョンである(笑)。尚,後にDoobie BrothersのメンバーとなるJohn McFeeがギターを弾いたいることに今更ながら気づいて,へぇ~と思っていた私(爆)。

Personnel:Elvis Costello(vo, g, p, drum-stick), John McFee(g, pedal-steel), Sean Hopper(p, org, vo), Stan Shaw(org), Johnny Chiambotti(b, vo), Micky Shine(ds), Nick Lowe(b, p, drum-stick, vo)

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